台湾、一部ATMでマスクなど外すよう促す機能を試行 詐欺対策、一定の効果を確認
金融監督管理委員会(金融庁に相当)は13日、内政部(内務省)から、詐欺の「出し子」がマスクなどを着用しているとその後の捜査が困難になるとして、ATMで顔を出す仕組みを進めるよう提案があったと説明。国内の銀行5行(兆豊銀行、中国信託銀行、合作金庫銀行、彰化銀行、第一銀行)の約500台で試験導入していると明かした。
一方で、一部銀行からは機能が一般の利用者に支障をきたすのではとの声も上がっている。これに対し刑事警察局は17日、報道資料を通じ、現行の取り組みは一般人の正常な取引を制限していないとの見方を示した。
その上で、昨年5月から南部・台南市政府と中華郵政が共同で行っている同様の試験導入では、同5月から9月にかけての出し子による引き出しが、前年同期比で42.2%減少したと補足した。
金融監督管理委員会は、半年後に銀行が成果を基に警政署と協議した上で、今後の取り組みについて決めるとしている。
(劉建邦、蘇思云/編集:田中宏樹)
