「帰化に大金を投じたのに…」中国代表のブラジル出身選手が母国に撤退→あっさり帰化招集も終了か。地元メディアは嘆き節「わずか7試合でお別れだ」

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フェルナンジーニョは2015年に重慶力帆へ加入し、中国でのキャリアを始めた。その後、広州恒大、河北華夏、山東泰山と活躍の場を移すなかで、19年に中国国籍を取得。そして今年になってついに中国代表にも初招集され、ブランコ・イバンコビッチ新体制の下で3月に国際Aマッチデビューを飾った。現在行なわれている北中米ワールドカップ・アジア最終予選にも3試合出場しており、前線の切り札として存在感を高めていた。
さらに同メディアは「彼の年齢を考えればブラジルでまだまだ現役を続けられるだろう。フェルナンジーニョは同時に中国代表としてのプレーも終わらせる決断を下したようだ。彼の帰化には大金が投じられたはずだが、わずかな試合数(7試合・1得点)をこなしただけでお別れとなる」と嘆く。そして「代表チームの主力となっていた彼は、事前に中国サッカー協会と連絡を取って(離脱の)承認を得ていたとみられる」と付け加えた。
中国代表の帰化選手といえば、ここ数日で新たに2名の帰化申請が始まったと報じられたばかり。DRコンゴ出身のFW オスカル・マリトゥ(雲南玉昆所属/25歳)と、かつて鹿島アントラーズにも籍を置いたブラジル出身MFセルジーニョ(長春亜泰所属/29歳)の即戦力コンビだ。年明け早々にも認可される見通しである。
地元メディアは「これで帰化選手は総勢9名となった。ワールドカップ出場への新たな希望だ」とポジティブにとらえる向きが少なくないが、やはり帰化選手に頼る強化策には国内外で賛否両論が渦巻いている。そんななかで、レギュラー格だったフェルナンジーニョの離脱報道がどのような影響を与えるのか。ワールドカップ最終予選は来年3月に再開される。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部