円山ホテル、「百年金竜」の第1段階修復完了 今後は元の姿の回復目指す/台湾
同ホテルが提供した資料によれば、同作品は1919年に台湾神社の噴水に設置され、56年、神社の跡地に建てられた同ホテルの増築時に金竜レストランの前に移された。作品は日本人芸術家が手掛けたという。
日本統治史を研究する王佐栄氏は、現在のオブジェはオリジナルとは複数の点で明らかな違いがあると指摘。竜の頭の角度が異なる他、角が短くなっていたり、ひげの向きも異なるという。現在は金箔が施されているが、彫塑家の蒲浩明氏は、当初は金箔は貼られていなかったと指摘する。資料によれば、オブジェは黄銅(真ちゅう)製。蒲氏は、銅の特性から考えると、落下した天井に押しつぶされた場合、通常は変形した後に断裂するはずであるものの、今回はそのまま折れたため、以前にも断裂したことがあると推測できるとの見解を示した。
(汪淑芬/編集:名切千絵)
