台湾語や芸術、文化教育に尽力 鄭順娘さん死去 享年96

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(台中中央社)台湾語や芸術、文化教育に尽力した鄭順娘さんが先月26日、亡くなった。享年96。

親交があった台中市新文化協会の陳彦斌理事長が13日、フェイスブックで明らかにした。同日早朝、告別式が執り行われた。

日本統治時代だった1928(昭和3)年、北部・新竹の裕福な家庭に生まれた。48年には中部・台中の名家、霧峰林家に嫁ぎ、ホテルの経営を手掛けた他、「鄭順娘文教公益基金会」を立ち上げ、台湾語や芸術、文化教育に力を注いだ。91年には近畿大法学部を卒業した。

陳氏によれば、鄭さんは90年代、台湾語の消滅を危惧し、日本語と台湾語のレッスンを開講。無料で日本語を教えるとして受講者を集め、同時に台湾語も教えたという。子どもたちに台湾語に触れてもらおうと、伝統人形劇「ポテヒ」(布袋戯)や台湾オペラ「歌仔戯」の劇団と共に学校を回ったこともあった。

陳氏は、鄭さんの努力により台中に台湾語教育を志す人材が育まれたとその功績をたたえた。

(郝雪卿/編集:楊千慧)