去就が注目されているリオネル・メッシ【写真:ロイター】

写真拡大

古巣バルセロナが再獲得に動くも正式オファーは未だなし

 フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)を退団することを明言したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシには、多くのオファーが届いているようだ。

 スペイン紙「マルカ」や英メディア「One Football」などが伝えている。

 古巣であるスペイン1部バルセロナはメッシの再獲得に動いているとされるが、財政的な問題を抱えるクラブはまだメッシに対して正式なオファーは出せていない。そうしたなかで、2つのクラブからはすでにオファーが届いているようだ。

 サウジアラビア1部アル・ヒラルから巨額のオファーを受けたとされるメッシだが、アメリカのメジャー・リーグ・サッカー(MLS)のインテル・マイアミからはすでに正式オファーが届いたという。「マルカ」紙によれば「金額はサウジアラビアのアル・ヒラルの年俸4億ドル(約560億円)には遠く及ばない『リーズナブルなもの』だが、最低でも3シーズンの契約になる」と報じている。それでも移籍をすればMLSでは最高額の選手になるという。

 一方、「One Football」は、プレミアリーグの2つのクラブがメッシの獲得レースに参戦したと報じている。その2つのクラブとは、来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したニューカッスルと、今シーズン12位と低迷したチェルシーだという。

 記事では「メッシはバルセロナへの復帰を希望しているため、正式なオファーを受けてもその気持ちが弱まることは少ないと予想される。ただし、クラブが財政的な問題を解決できない場合は、ほかの選択肢を検討する必要があり、その状況ではニューカッスルとチェルシーが現実的な選択肢になってくる」と伝えている。

 まだヨーロッパでのプレーを希望しているとも伝えられてきたメッシだが、今オフにはどのような決断を下すだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)