全部言えたらイタ車マスター!日本で買えるイタリア車メーカー一覧と高級車ランキング
個性が強いイタリア車!「すぐ壊れる」は本当なのか?
「イタリア車に共通するイメージは?」という聞くと多くの人は個性が強いという意味合いで、次のように答えることでしょう。
アグレッシブ(攻撃的)なデザイン アバンギャルド(前衛的)なデザイン スポーツカー、速い車 壊れやすい、製品品質が低いこれらのイタリア車に対する共通のイメージは本当なのか?車好きな人にとっては気になるところです。
■芸術的なデザイン
イタリア車のデザインはアバンギャルド、アグレッシブというイメージをもつ人が多く、他メーカーに無い官能的なボディラインをもつフォルムが特徴です。
そのフォルムは数十年前のデザインでも色褪せることなく、年月が経過するほど美しいと思えることから「芸術的なデザイン」と言われるゆえんでしょう。
■スポーティモデルを得意とする
イタリアといえばフェラーリ / ランボルギーニといったスーパーカーメーカーが多く存在しており、スポーティーモデルを得意とするメーカーが多いというのは事実です。
イタリア車はスーパーカーだけではなく、アルファロメオ / アバルトといった元気がいいスポーツカーを生産している自動車メーカーが多く、「イタリア車=スポーツカー」というイメージは正しいと言えます。
■「壊れやすい」は昔の話?
イタリアの自動車メーカーには日本製を含む工作精度が高い機器が導入され、製造精度と品質は格段に向上していますので昔と比べ壊れにくくなっています。
昔のイタリアン スポーツカーはデザイナーの意向を強く反映した魅力的なデザインが優先され、車の機構はそのボディデザインの中に無理やり押し込まれるといった作り方が機械として壊れやすく、またメンテナンスしづらいといったことがあったのでしょう。
現代のイタリア車は少なからず、無理な作りになっている部分は残っているとはいえ、安全性と走行性能を重視した作りになっており、昔のような壊れ方は少なくなっていると言えます。
イタリア車に限ったことではありませんが現代の車の多くは複雑な電子制御にて走っています。エンジンやミッションが正常でも電子制御を司る部分が壊れると不動車となってしまいますので、昔とは違う壊れ方が増えているといえるでしょう。
イタリア車メーカー一覧
フィアット アバルト アルファロメオ マセラティ フェラーリ ランボルギーニ パガーニ 【番外編】イタルデザインフィアット
フィアット(FIAT)はイタリア トリノ市リンゴットに本拠地を構える、「Fabbrica Italiana Automobili Torino」の頭文字を取った、自動車メーカーです。
フィアットは2014年10月に、米国クライスラーを完全子会社化すると同時に持株会社 FCA(フィアット クライスラー オートモービルズ)を設立し、その傘下に「フィアット」と「クライスラー」を置きました。
フィアットが製造・販売する車種は「500」「パンダ」「ウーノ」といったコンパクトカーがメインです。
■フィアットの代表車種「500」
フィアット 500
フィアット 500(チンクエチェント)はフィアットを代表するコンパクトカー。2007年に3代目として30年ぶりの復活を果たしました。
初代は1936-1955年に製造・販売されました。2代目(1957-1977年)のNUOVA 500が現行である3代目の原型となっているモデルで、中高年の車好きにとっては2代目こそチンクエチェントと呼ぶ人が多いでしょう。
その可愛いフォルムとポップなボディーカラーが人気で、性別を問わず多くの”おしゃれ好き”から注目を集めている1台です。
アバルト
アバルトは1949年にイタリアのトリノに設立された自動車メーカー。
おもにフィアット車でレースに参加しながら自動車部品とチューニングカーの販売をしていましたが、1971年にフィアットが買収してからはフィアットの高性能車部門として、「アバルト」ブランドの車をリリースしています。
日本では「フィアット500」と「フィアット 124スパイダー」をベースとした、アバルト車を購入することができます。
■アバルトの代表車種「595」
アバルトではフィアット500をベースとした高性能車を595シリーズとして展開。日本で購入することができるラインナップは以下です。
・アバルト595
・アバルト595 ツーリズモ
・アバルト595C ツーリズモ
・アバルト595 コンペティツィオーネ
アバルト595はフィアット500をベースに、パワートレインだけではく、エクステリア・インテリアもアグレッシブにカスタムしており、スポーツカーとして人気が高い車種です。
アルファロメオ
アルファロメオは経営危機だったフランス ダラック社のイタリア工場ダラック イタリアーナを買取り、「ロンバルダ自動車製造株式会社」として1910年に設立。Alfaとは、社名「Anonima Lombarda Fabbrica Automobili」の略称です。
1918年に吸収合併を経て「ニコラ・ロメオ技師株式会社」となり、1930年にニコラ・ロメオ技師株式会社から自動車部門が独立することで、「S.A.アルファロメオ」(S.A. Alfa Romeo )が誕生しました。
アルファロメオは1920年代にレーシングカーメーカーとして頭角を表し、当時のワークスドライバーにはフェラーリの創設者であるエンツォ フェラーリ氏が在籍していました。
現在は魅力的なスポーツカーをリリースしながらも、31年ぶりにF1に復帰を果しています。
■アルファロメオの代表車種「ジュリア」
アルファロメオ ジュリアは1962年に登場した初代ジュリアの血統を引き継ぎ、現代に復活した新世代のスポーツセダンです。
家族をもつスポーツカー好きにとっては、趣味のスポーツカーと実用的なファミリカーの2台体制に憧れますが、諸事情により実現が難しいときにジュリアが1台あればその夢が叶います!
マセラティ
マセラティは1914年にイタリア ボローニャに設立されたスポーツカーメーカーで、現在は高級路線のラインナップを展開しています。
1993年からフィアット(現在はFCA)傘下となりモデナに「Maserati S.p.A.」を設立し、世界市場に展開するラグジュアリーブランドを目指したラインナップで量産拡大戦略を図っています。
■マセラティの代表車種「クアトロポルテ」
クワトロポルテはマセラティが1963年から展開している高級スポーツセダンです。
2013年に登場した6代目クワトロポルテには、優雅な外装デザインと魅惑的な内装デザイン、高性能でスポーティーなパワートレインが融合した一流グランツアラーとして完成された、本物の高級スポーツセダンといえるでしょう。
フェラーリ
フェラーリは1947年にマラネロに本社を構えるエンツォ フェラーリ氏によって設立された、高級・高性能スーパーカーを製造 / 販売している自動車メーカーです。
1950年にF1世界選手権がはじまって以来、現在まで参戦している唯一のチーム「スクーデリア フェラーリ」を率い、車好きにとっては誰もが1度は憧れる車として高い人気を誇っています。
その経営は決して順風満帆とはいえず、苦しい時期を乗り越えながら1969年にフィアット・グループ(現FCA)の傘下となりましたが、2016年にはFCAから離脱し独立を果たしました。
■フェラーリの代表車種「488」
フェラーリ車はエンジンで「V12シリーズ」と「V8シリーズ」に分けられますが、日本に限らず公道ではV12本来のパフォーマンスを十分に発揮することができないこともあり、世界市場にてV8シリーズの売り上げが好調です。
488シリーズは「ダウンサイジング+ターボ」にて環境保護に対応していますが、そのパフォーマンスは劣ることなく他メーカーのV12エンジンに引けを取りません。488の最新型は高性能版「488ピスタ スパイダー」です。
ランボルギーニ
ランボルギーニはフェルッチオ ランボルギーニ氏によって設立され、サンターガタ ボロニェーゼに本社がある、世界的に有名なスーパーカーメーカーです。
その設立にはフェルッチオ ランボルギーニ氏が購入したフェラーリが壊れた際に、エンツォ フェラーリ氏に苦情を申し立てたが相手にされなかったことに腹を立て、自らスーパーカーを製造することになったというエピソードがあります。
ランボルギーニの経営は波瀾万丈で今まで多くのオーナーが携わってきましたが、1999年からフォルクスワーゲン傘下に属してからは安定しているといえるでしょう。
■ランボルギーニの代表車種「アヴェンタドール」
アヴェンタドールはランボルギーニのフラッグシップであり、カウンタックの血統が引き継がれたV12を搭載するスーパーカーとして2011年に登場しました。
アグレッシブでアバンギャルドなデザイン、そして強力なV12エンジンを搭載する姿は「キング オブ スーパーカー」であるカウンタックを彷彿させ、日本だけではなく世界中で高い人気を誇っています。
2018年に最終型の「アヴェンタドール SVJ」が発表されました。
パガーニ
パガーニは元ランボルギーニのデザイナーのオラチオ パガーニ氏によって、1992年モデナに近いサン チェザーリオ スル パーナロにて設立されました。
スーパーカーのみを生産するメーカーでエンジンにはメルセデス AMG製を採用しており、現在は「ゾンダ」の後継車「ウアイラ」を生産しています。
少数生産のため顧客の要望に応じたワンオフモデルや限定車を得意としており、街中で走っている姿を見かけることはめったにないでしょう。
■パガーニの代表車種「ウアイラ」
パガーニ ウアイラ
ウアイラは、2010年に生産終了したゾンダの後継車として100台の限定車として2011年に発表されました。
2017年に発表された「ウアイラ ロードスター」も100台限定モデル発売モデルで、228万ユーロ(約2億7,360万円)という価格にも関わらず発売前に完売しています。
オーダーする多くの顧客はワンオフのボディカラー、装備をオーダーするため、自分だけのウアイラを所有できることができます。
【番外編】日本車とも関わりの深い「イタルデザイン」
イタルデザインは1968年にジョルジェット ジウジアーロが設立した、「イタルデザイン・ジウジアーロ」というイタリアのデザイン会社。自動車だけでなく多くの工業製品などのデザインを手がけており、2010年にフォルクスワーゲングループに買収されました。
イタルデザインが最初にデザインした日本車は軽商用車「スズキ キャリィ」です。他に、「いすゞ ピアッツァ(1981年)」「トヨタ カローラ(1983年)」「スバル アルシオーネSVX(1991年)」なども、イタルデザインによるもので古くから日本との関わりが深いデザイン会社です。
最近では日産とイタルデザインがともに50周年を迎えた記念として限定モデル「日産 GT-R50」をデザイン。現在、世界的に注目を浴びているデザイン会社と言えるでしょう。
今回紹介したイタリア主要自動車7メーカーのうち、いくつわかりましたか。全メーカー、そして全代表車種がわかったあなたは間違いなくイタ車マスター。MOBYでは今後も、興味深いイタリア車の動向を追っていきます。
かわいい小型のイタリア車3選
イタリア車には独特の魅力があります。超が付くほどの高級車から、庶民の足となる小型の車までのさまざまなラインナップが並びますが、コンパクトなボディでもすっきりとしたデザイン性は抜群のセンスの良さです。イタリアを代表するかわいい車たちをご紹介していきましょう。
■フィアット 500
イタリア語でチンクエチェントを意味する500は、日本でもその名で親しまれてきました。1936年に誕生した長い歴史を持つ車で、2007年から現行の3代目を迎えています。丸いフォルムのエクステリアと、取り回しのしやすいサイズは、時代を重ねた現在もイタリアのみならず日本でも人気の一台です。
豊富なラインナップで、EV車の「500e」、カブリオレの「500C」の他にミドルサイズSUVの「500X」を揃えているのも見逃せない特徴のひとつ。インテリアは丸を基調にしたデザインとポップなカラーで上品にまとめられ、乗り込んだ時のワクワク感も考えられているようです。500にしかないイタリアの伝統を感じることができるかもしれません。
■フィアット パンダ
初代は中国市場を意識して作られたという「パンダ」は、1980年に誕生しました。当初は直線的なデザインが特徴でしたが、2代目でメカニズムやデザインに大きく手を加えられています。そして現行型となった2011年からは、丸みとスクエアを組み合わせたスクワークルシルエットが採用されました。
ラインナップは「EASY(イージー)」のみですが、インテリアにもフィアットらしい独創性が溢れています。例えばドアの内側やインストルメントパネルには隠れ「Panda」の文字が並ぶなど遊び心満載です。2021年に215台限定車として「Panda Cross4×4(パンダ・クロス・フォーバイフォー)」を販売。専用の内外装に加え走破性の高さに特徴があります。
■アバルト 595
アバルトは1949年からフィアットをベース車両にして、レーシングチューン行い、ツーリングカーやラリーに参戦してきたチューニングメーカーです。「アバルトマジック」と呼ばれる最上級のマシーンは、レースでその名を知られる存在となりました。サソリのエンブレムは、創業者でレーシングラーダーでもあったカルロ・アバルトの誕生月を表しています。
フィアット500とよく似ていますが、内外装やメカニックは本物のスポーツモデルそのもの。2017年のマイナーチェンジで全グレードが595に統一されています。『フォーミュラー4』に供給されるターボエンジンを採用した「F595」、カブリオレモデルの「595C ツーリズモ」、全てにおいて高性能なスペックを採用した「コンペティツィオーネ」までラインナップされました。
イタリアの高級車人気ランキングTOP5
イタリアにはスーパーカーしか作らないメーカーも多く、高級車と呼ばれることの多い国でもあります。美しく独創的なデザインは、イタリアならではの感性と言い換えることができるでしょう。日本でも依然として人気の高い車が多くあります。手の届く車とは言い難いですが、注目の車種をご紹介していきましょう。
■第5位 フェラーリ ローマ
カリフォルニアの後継となるポルトフィーノのクーペ版として2019年に誕生したのがローマです。ポルトフィーノとは全く異なるスタイルが採用されています。タイトな後席を持つ「2+クーペ」ですが、だからこその優美なファストバックスタイルが特徴的です。
フォーマルなミニマリズムを強調するために、できる限りシンプルに仕上げられたデザイン性が目を惹きます。コンポーネントの70%を新開発し、並外れたドライビングプレジャーながら、運転のしやすさは、日常使いを兼ね備えたモデルに仕上げました。
■第4位 マセラティ MC20
2020年に誕生したMC20は、マセラティのフラッグシップモデルです。2004年に37年ぶりとなるレースへの復活を果たしたマセラティMC12の進化系といえるでしょう。名前のMCはマセラティコルセの頭文字で、コルセはレーシングを、20は2020年の新たな時代の幕開けを表しています。
ハイパースポーツカー仕様のエクステリアでは、マセラティ初となるバタフライ型である跳ね上げ式ドアが採用されました。また22年ぶりとなる自社製エンジンを搭載しており、『F1』で使用される燃焼システム「プレチャンバー」を市販車で初採用していることも大きな特徴の一つ。ケタ違いの存在感を漂わせたマセラティの新時代を担った一台といえるでしょう。
■第3位 フェラーリ プロサングエ
2023年から発売が開始されるプロサングエは、フェラーリ初の4ドアスポーツカー。イタリア語で「サラブレッド」を意味するプロサングエと名付けられました。新開発されたボディは、フェラーリ史上最も広いラゲッジを備えています。今までにない見晴らしの良いドライビングポジションとなっていますが、車との一体感はフェラーリならではのものです。
エクステリアで特徴的なのは、フロントグリルを採用していないこと。飛行機の翼端同様の「ディヘドラル形状」となっており、唯一のルックスを強調しています。ルーフのデザインをコンパクトに抑えながら、広々とした室内を実現。フェラーリならではのスポーティさと力強さにあふれた4ドアスポーツが誕生しました。
■第2位 ランボルギーニ ウルス
SUV人気の中、高級ブランドメーカーの先駆けとして2018年に誕生したウルスは、ランボルギーニの中で「SSUV(スーパースポーツユーティリティビークル)」と呼ばれています。
5つのグレードが用意され、エクステリアは力強いラインが強調されたラグジュアリーなデザインが魅力的。
9月29日に高性能モデルの「ウルスS」の発表がされたばかりで、話題となっています。インテリアは、豊富な素材やカラーの中からカスタマイズが可能です。サーキットからオフロードまでオールラウンドな走行を可能にした、SUVとは思えない運動性能を発揮することはいうまでもありません。
■第1位 マセラティ グレカーレ
2022年3月に発売されたグレカーレは、マセラティにとってレヴァンテに次ぐSUV第2弾です。風の名前にちなんで名づけられるマセラティの伝統を引き継ぎ、地中海の風となりました。レヴァンテよりも一回りコンパクトなボディは、「MC20」を踏襲するローボディのスタイルで、扱いやすさとスポーティな走行性能を十分に発揮してくれるでしょう。
エントリーモデルの「GT」、アウトドアスポーツの「モデナ」、トップグレードの「トロフェオ」がラインナップされました。「トロフェオ」に搭載されているパワートレインは、「MC20」で採用された自社製エンジンの改良版となっています。更に今後はマセラティ初となるバッテリー式電動自動車、BEV仕様の「フォルゴーレ」が追加予定となっており、目が離せません。
