難解な日本人の国民性のうち「中国人にも理解できる概念」とは=中国
この本は、出版から70年以上経っているにも関わらず、今でも高く評価されている。記事は、「菊と刀」でよく知られているのは「矛盾した国民性」を論じた部分だとし、礼儀正しいのに好戦的、従順なのに不遜、保守的なのに新しいもの好きといった点は日本人の「矛盾」した国民性であると主張した。
ただ、「受けた恩をどうするか」となると、日本と中国とでは違いがあるそうだ。日本人は、恩を受けると負担になるので「他人に頼らないようにしている」が、中国人はむしろこの関係性を「利用する」と紹介。助け、助けられる関係性が生まれたら、その関係を利用し合い、損得勘定のうえに成り立つのが中国人の人間関係であり、中国社会であると伝えている。
恩を「負担」に感じながらも、それを逆手に取って利用してしまうというのは、なんともしたたかな処世術だ。矛盾に見える日本の国民性は、米国人には理解しにくい部分もあるようだが、人間関係に関しては、中国の処世術の方が奥が深いのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
