医療機関や介護施設の倒産、休廃業・解散が相次いでいる。背景としてよく挙げられるのが、人手不足や物価高、診療報酬・介護報酬をめぐる厳しい環境だ。もちろん、それらの影響は小さくない。だが今回の問題は、それだけで片づけられるものではなさそうだ。なぜなら、医療や介護の現場では、目の前の仕事を回す力と、組織を持続させる経営の力が、必ずしも一致しないからである。さらに、制度や公的資金に支えられてきた構造のなか