安部公房(1924〜93)の名作小説『砂の女』が、舞台劇となって上演されている。いま、村上春樹や吉本ばなななど、世界中で日本文学が読まれているが、まさにそれらの先鋒となった日本を代表する“世界文学”だ。しかも連日、当日券を求める観客が早くから列を成す人気ぶりである。舞台「砂の女」は、なぜ、こんなに人気があるのだろうか。そもそも『砂の女』とは、どういう小説なのだろうか。【写真を見る】1964年には岸田今日子