戦国時代の日本では人身売買が横行していた。三重大学教育学部の藤田達生教授は「中世の戦争は人盗り・物盗りが当たり前だった。戦場では、逃げ惑う女性や子供が連れ去られ、ポルトガル商人らを通じて、奴隷として海外に売りさばかれていた」という――。■「旅行の先々で、奴隷の生涯に落ちた日本人を親しく見た」天正十年(一五八二)二月、天正遣欧少年使節がイエズス会巡察使ヴァリニャーノに率いられてローマへと旅立った。使