「病身の天皇」として知られる大正天皇も、治世の初期にはそれなりに元気だった。皇太子のときから記憶力がよく、フランス語を使って女官をからかうこともあったという。近現代史研究者の辻田真佐憲氏が大正天皇のお言葉を紹介する――。※本稿は、辻田真佐憲『天皇のお言葉』(幻冬舎新書)の一部を再編集したものです。■「病身の天皇」として知られる大正天皇大正天皇(嘉仁)は、1912年7月に践祚(せんそ)した。33歳だった。