「燃料入れ間違い」によるロードサービス要請は月100件も発生していた!?

 現在販売されている軽自動車は、燃料として「レギュラーガソリン」が指定されており、ディーゼルエンジン車の燃料である「軽油」を誤って入れてしまうと、エンジンの不調や故障に繋がってしまいます。
 
 では軽自動車に「ハイオクガソリン」を入れたらどうなるのでしょうか。

給油する前には必ず燃料の「油種」を確認しましょう![画像はイメージです]

 軽自動車にはレギュラーガソリンしか入れてはいけない、と思っている人は多いようですが、軽自動車にハイオクガソリンを入れても問題はありません。

【画像】「えっ…!」これが高速道路で「絶対やってはいけない」行為です!(30枚以上)

「ハイオク」とは、「ハイ=高い」と「オク=オクタン価」を略して組み合わせたもので、オクタン価の高いガソリンのこと。

 オクタン価とは、ガソリンの自己着火のしにくさ(アンチノック性)を表した数値であり、100を上限として、96以上をハイオクガソリン、96未満をレギュラーガソリンと、JIS規格によって規定されています。

 ハイオクガソリンは、自己着火がしにくいかわりに、ノッキング(異常燃焼によって引き起こされる音や振動)が起きにくいというメリットがあり、エンジンの圧縮比を高める、つまりはエンジンがパワーを出しやすくなります。

 高回転域を常用する高性能エンジンを積んだスポーツカータイプにハイオクガソリン指定が多いのはそのためです。

 軽自動車はレギュラーガソリンが指定油種となっていますが、前述したように軽にハイオクガソリンを入れても、エンジンの燃焼自体には何ら問題ありません。

 それどころか、ハイオクガソリンには洗浄剤も添加されていますので、エンジンの内部についた汚れを落とし、エンジンの燃焼効率低下による燃費の低下を防ぐことも期待できるのです。

 とはいえ、ガソリン添加剤などで同様の効果を得ることも可能なため、常にハイオクガソリンを入れ続ける必然性は薄いといえます。

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 JAFによると、ガソリン車に軽油を入れてしまったり(約60%)、ディーゼル車へガソリンを給油してしまう(約40%)などの「燃料の入れ間違い」による救援要請は、ひと月に100件ほどもあるそう。

「レンタカーだったのでわからなかった」や、「軽自動車なので軽油でいいと思った」など、理由は様々なようです。

 万が一油種を間違えてしまった場合は、エンジンを始動せず、すぐに正しい燃料を入れ替えれば大きな問題はならないといいます。

 間違いに気づいたら、直ぐにJAFへ連絡するなど早急な対処をするようにしましょう。

 そもそも油種がわからないまま「勘」で選ぶようなことは大変危険な行為であり、絶対にやってはいけません。

 もしもクルマの油種が分からない場合には、車検証や取扱説明書を確認したり、クルマの給油口の付近にあるステッカーをチェックするようにして、くれぐれも安易な行動だけは慎むようにしましょう。