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85歳の男が、マイクロバスで2人をひき逃げしたとみられる事件。その直前には“異常な運転”で、運転をやめるよう言われていたということです。

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亡くなった大石有記さん(36)の葬儀が、6月1日に営まれました。熱心なダンス講師だったといいます。

大石さんの同僚
「踊ることが大好きで、本当に周りを笑顔にしてくれる。たぶん嫌いな人誰もいない。みんなから好かれている女性」

大石さんの友人
「有記の本当に明るくて、ダンスを教える時も熱心で。テーマパークダンサーをやっていた。『次の世代にバトンを渡すように育てていけたらいいな』と話していた」

■事故の直前に“異常な運転”

大石さんと田中新さん(35)は5月29日に、スイミングスクールのマイクロバスにはねられ、亡くなりました。

バスを運転していたのは、酒井照也容疑者(85)です。

警察によると、酒井容疑者の体調や健康状態に、大きな問題はなかったといいますが、事故の直前、“異常な運転”をしていたことがわかってきました。

■事故17分前…踏切で遮断機と接触事故

バスは、事故が起きた交差点から300メートルほど先の住宅などに突っ込み、停止しました。“異常な運転”が確認されたというのが、交差点から110メートルほど手前にある踏切です。

当時のバスの動きを見ていきます。スイミングスクールなどによると、事故の17分前、バスは、踏切で遮断機と接触する事故が起きます。1分半かけて踏切を越えると、交差点までの110メートルをゆっくり、進み始めたといいます。かかった時間は、実に15分です。

■本社から無線「止まって待ってて」

この頃、異変を感じた後ろの車が、スイミングスクールに連絡しました。本社にいたスタッフは、無線で酒井容疑者にこう呼びかけたといいます。

スイミングスクールのスタッフ
「酒井さん大丈夫ですか? もう走らないでいいから止まって待ってて」

何度も呼びかけたといいますが、酒井容疑者は反応こそあるものの、言葉がおぼつかない状態だったといいます。

■300mほど先の住宅などに突っ込み停止

15分かけて交差点へたどり着くと、バスは時速30キロに満たない低速度で横断歩道を渡っていた2人に衝突したとみられます。

その後、バスは蛇行しながら進んだとみられ、最終的に300メートルほど先の住宅などに突っ込み、停止しました。

事故直後、酒井容疑者とみられる男は、警察官に両脇を抱えられ、ゆっくりと歩いていました。

目撃者
「震えているような、足元がおぼつかないような感じ」

警察は、当時の状況を詳しく調べています。