場外戦で藤波辰爾(左)を圧倒する成田蓮

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◆ドラディション「NEVER GIVE UP 2026 PHASE‐1」(22日、後楽園ホール)観衆1108

 プロレス界の“レジェンド”藤波辰爾が主宰する「ドラディション」は22日に後楽園ホールで藤波のデビュー55周年記念イヤー第一弾大会「NEVER GIVE UP 2026 PHASE‐1」を開催した。

 メインイベントで藤波は、「H.O.T」成田蓮とシングル対決した。72歳のドラゴンと28歳の悪のリーダーとの対決は、成田が奇襲で場外戦を仕掛けイス、鉄柱攻撃で主導権を握った。

 藤波もドラゴンスクリューで場外へ吹っ飛ばし、張り手などで逆襲するが、成田はヒザ十字で徹底してドラゴンのヒザを集中攻撃。さらにセコンドの裕二郎がエプロンに上がり介入を試みる。ここでジェントル高久レフェリーが制した隙を見てプッシュアップバーで藤波のヒザ裏を殴打し一気に攻勢に出た。

 それでも藤波は驚異のドラゴンスクリューから足4の字固めで大逆転。成田の危機に裕二郎が再びエプロンに上がる。藤波が裕二郎に迫ると背後から成田が急襲し藤波が高久レフェリーと衝突し場外へ昏倒した。

 レフェリー不在のリングで成田と裕二郎は藤波へストンピングの集中砲火を浴びせた。ここでLEONAがリングに突入し裕二郎を控室に連行した。ここから藤波がスリーパーホールドからドラゴンスリーパーで絞り上げたが成田はロープに逃げた。さらに藤波はフルネルソンの態勢からドラゴン・スープレックスを試みると、関節蹴りで成田は脱出して飛びつきヒザ十字固めで捕獲した。

 ロープに逃れた藤波は張り手から逆さ押さえ込みでフォールを奪うもカウント2で返された。コブラツイストで絞り上げ、グラウンド・コブラツイストもカウント2で成田がキックアウト。立ち上がった成田は、張り手からダブルクロスで追い込み、最後は地獄の断頭台を突き刺し勝利した。

 試合後も成田は裕二郎と藤波を攻撃。ここでウルフアロンが花道をダッシュしてリングイン。まさかのビッグサプライズにホールが沸騰する中、ウルフは成田に一本背負いを決めて蹴散らした。

 6・14大阪城ホールで成田のNEVER無差別級王座に挑むウルフ。マイクを持ち「成田!テメエが今日ここで藤波さんと試合するって聞いて、オメエが悪いことできねえように監視してたんだよ! 次のオマエと俺の決戦は6月14日、『DOMINION』大阪城ホール。テメエのいまのベルト、必ず俺が取り返してみせる。おい、成田!その日まで震えて眠れ」と挑発した。

 藤波と時空を超えた名勝負を展開し底知れぬ実力を満天下に示した成田。ウルフの襲撃にも不敵な笑みを浮かべバックステージに現れ「おい藤波よ、これが今の新日本プロレスとテメェの違いなんだよ、分かったか? 藤波、ざまあみろだよ。藤波よ、これがいまの新日本プロレスとテメェの違いなんだよ」と高笑いを浮かべた。

 さらに6・14大阪城で挑戦を受けるウルフへ「テメエもしつけぇな。こんなところにまで来るとはな。よっぽど俺が怖ぇのか?」と挑発し「6月14日、このベルトにテメェは手が届くことすらできねえ。そして、黒帯、そうだな、どうしてやろうかな?」と負けたら黒帯「返上」を通告した柔道金メダリストへ意味深な笑みを浮かべ、水道橋の闇へ消えた。

 ◆5・22ドラディション全成績

 ▼メインイベント スペシャルシングルマッチ 60分1本勝負

 

〇成田蓮(11分07秒、地獄の断頭台→体固め)藤波辰爾●

 ▼セミファイナル 45分1本勝負

〇高橋裕二郎(15分33秒 BIG JUICE→体固め)LEONA●

 ▼第4試合 タッグマッチ 20分1本勝負 

△長井満也、小島聡(時間切れ引き分け)船木誠勝、諏訪魔△

 ▼第3試合 タッグマッチ 20分1本勝負 

黒潮TOKYOジャパン、〇AKIRA(15分15秒 ムササビプレス→片エビ固め)ハヤブサ、MAZADA●

 ▼第2試合 20分1本勝負

〇関本大介(8分13秒 アルゼンチンバックブリーカー)倉島信行●

 ▼第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負 

〇鈴木敬喜、長井隆之介(12分08秒 ラリアット→片エビ固め)竹村豪氏、三州ツバ吉●