現在、開催中の全国ツアー『ARASHI LIVE TOUR 2026「We are ARASHI」』をもって、グループ活動を終了することを発表している嵐。4月24日〜26日は、ツアー4か所目となる、みずほPayPayドーム福岡での公演が行われます。

これまでに嵐が開催してきた数々のコンサートを中心に、全5回にわたりグループ活動について振り返ります。4回目となる今回は、2012年〜2017年の活躍をまとめます。

■ファン投票で楽曲を選ぶ『アラフェス』開催

9月からは、“嵐とファンの皆さんで作るお祭り”として、『アラフェス』と題したライブを国立霞ヶ丘競技場(現:MUFGスタジアム)で開催。この公演は、今までのコンサート内容から少し変えて、シングル曲、カップリング曲、アルバム曲の全240曲を対象に、ファンからのリクエスト曲で構成するライブとして行われました。

なかなかライブで披露されることがなかった曲もセットリストに入ってくる、この『アラフェス』。報道陣向けの囲み取材で、相葉雅紀さんは「そのコンサートでしかやってなかった、その年でしかやってなかったもの(楽曲や振り付け)っていうのは、思い出すのが超大変だった」と振り返っていました。

また、この公演でもライブ終盤で、雨が降ってきてしまうことがありましたが、そんな環境の中で、楽曲『感謝カンゲキ雨嵐』をメンバーたちが歌唱し、曲にぴったりな状況にファンが歓喜するシーンもありました。

■“ウォータースクリーン演出”の登場

11月から翌年1月までは『ARASHI LIVE TOUR Popcorn』を開催。5大ドームで行われました。ライブの囲み取材で松本潤さんは「今回はドームツアーで初めて“ウォータースクリーン”というものを使っていまして、それが挑戦でしたね」と発言。“ウォータースクリーン”とは、ステージ上部から水を流して、そこに映像を投影する演出のことで、メンバーと映像を絡ませた、幻想的な空間となっていました。

他にも、ポップコーンのかぶり物をかぶった5人が、気球に乗って客席上空を回る演出もあり、タイトルにちなんだポップさが表現されていました。

■嵐にとって最後の国立霞ヶ丘競技場ライブ

2013年9月は、前年に続く『アラフェス'13』を開催。これで6年連続となる国立霞ヶ丘競技場でのライブとなりました。また、この競技場は翌年から改修工事が始まるため、嵐にとって、最後の“国立霞ヶ丘競技場ライブ”にもなりました。ライブでは、前年の内容からパワーアップし、ファンからのリクエストをもとに、メンバーそれぞれが一つのコーナーをプロデュースしたり、聖火台や五輪のマークなど、東京五輪を意識した演出で会場を沸かせました。

■ファンたちも必死に覚えた“LOVEファンキーダンス”

11月からは『ARASHI Live Tour 2013 “LOVE”』を開催。このライブでは、みんなで『FUNKY』という楽曲を踊るという演出がありました。そのためファンたちは事前に、“LOVEファンキーダンス”と名付けられた振り付けビデオを見て、振りを覚えてくることになっていて、当日はこのダンスを通じて、嵐5人とファンが一体となりました。

相葉さんは、最後の挨拶で「楽しかったよね! なーんでこんなに楽しいんだろうね! ちょっと考えてみようか。いやこれね…何回考えても答え出ないんですよ。だからなんていうかな…“理屈じゃない”っていうか」とライブへの思いを明かしていました。

■思い出の地・ハワイで15周年ライブ

デビュー15周年の2014年9月には、『ARASHI BLAST in Hawaii』と題し、結成会見をした思い出の地であるアメリカ・ハワイでライブを開催。会場は、オアフ島西部のリゾート『コオリナ』に設置されました。

ライブは、赤色のスーツにサングラスを身につけた5人が、ヘリコプターに乗って登場するというド派手な演出でスタート。ステージに着くとデビュー曲『A・RA・SHI』を披露し、15周年という時の流れを感じさせました。さらに、楽曲『マイガール』と『Everything』 は、“ハワイアンver.”で歌われる演出もありました。

報道陣による取材会では、結成会見の時に使用したものと同じクルーザーに乗って記念撮影も行われました。実は結成会見を行った当時、櫻井翔さんが「また今度ファンの皆さんとハワイに一緒に来て楽しめたらいいかなと思っています」と発言していたことから、15年後にハワイライブが実現しました。

■無線でコントロールされる『ARASHIファンライト』

11月からは『ARASHI LIVE TOUR 2014 THE DIGITALIAN』がスタート。“デジタルと人間の融合”をテーマに行ってきたこのツアーでは、グッズに『ARASHIファンライト』が登場。無線でコントロールできるLEDライトが内蔵されたうちわ形のライトで、会場全体を一斉に同じ色に点灯させたり、音楽に合わせて色が自動で切り替わったりするなど、客席も含めて会場に一体感を生みました。松本さんは構想に3年かかったと明かしています。

さらにこのライブでは、胸に心拍計を装着したメンバーたちの心拍数が、リアルタイムでステージ上のモニターに表示される演出や、腕にセンサーをつけて筋肉の動きに映像や音が反応する演出など、今までにないステージで盛り上がりました。

■復興のため宮城ライブ 経済効果は約93億円

2015年は9月に、4日間の宮城公演『ARASHI BLAST in Miyagi』を開催。2011年に起きた東日本大震災の復興支援や、その風化防止を目的に、ひとめぼれスタジアム宮城(現:キューアンドエースタジアムみやぎ)で行われました。

約93億円の経済効果が見込まれるといわれたこのライブでは、会場の外に全国から駆けつけた人たちへ、宮城県などの名産品を堪能してもらうための屋台が並べられました。また、JR東日本は多くの来場者に対応するため、臨時電車を運行。嵐はライブで、被災地の高校生たちと共に『感謝カンゲキ雨嵐』を合唱するコラボもしました。4日間で20万人以上を動員したとされています。

■17年目で観客総動員数が1000万人突破

11月からは、“原点回帰”をテーマに日本の伝統文化を取り入れた『ARASHI LIVE TOUR 2015 Japonism』を行いました。ステージでは三味線や和太鼓など、和の演出で会場を盛り上げたほか、サプライズゲストとして先輩の東山紀之さんがステージに登場。嵐がカバーした少年隊の楽曲『日本よいとこ摩訶不思議 covered by 嵐』をファンの前で一緒に熱唱しました。

今回の5大ドームツアー完走で、デビューから17 年目で観客総動員数が1000万人を突破したということです。このツアーは翌年、アリーナツアーとしても開催。観客から近い距離でパフォーマンスを披露したいという思いから2007年以来、約9年ぶりに行われ、全国6か所を回りました。

■デビュー17周年 “嵐が思う今の嵐”

2016年に開催されたのは『ARASHI LIVE TOUR 2016-2017 Are You Happy?』。全18公演、約85万5000人を動員したという5大ドームツアーです。

“嵐が思う今の嵐”を体現したこのコンサートでは、メンバーそれぞれが個性的なステージを演出。松本さんが運転するカラフルな車に乗って5人が登場したり、櫻井さんのラップパートを他のメンバーが担当するなどして盛り上がりました。

■ドーム公演 メインステージに設置された圧巻のビジョン

デビュー18年目となる2017年は、11月に『ARASHI LIVE TOUR 2017-2018「untitled」』を開催。嵐にとって、6年連続9回目となる5大ドームツアーです。メインステージに設置された、一面2083インチの可動式・超特大LEDビジョンや、ユニット曲でのパフォーマンスなど、“未完”をテーマにした圧巻のステージとなりました。

ユニット曲では相葉さんと二宮和也さんが、楽曲『UB』で息ぴったりのペアダンスを披露。櫻井さん、相葉さん、大野智さんはオタクになりきって登場した後、ミニスカートのギャル姿に変身し驚かせた『バズりNIGHT』などをパフォーマンスしました。

次回は、2018年〜2020年を振り返りつつ、2026年の活動もまとめます。