復活ののろしを上げたいアドマイヤズーム 

写真拡大

 「マイラーズC・G2」(26日、京都)

 今週はG1もひと休み。舞台を阪神から京都へ移し、安田記念の前哨戦が行われる。主役を張るのはデータ班もイチ推しのアドマイヤズームだ。一昨年の2歳マイル王だが、昨年は3戦してまさかの未勝利に。復活を期すべく、今回は半年間たっぷりと休養を取って立て直されてきた。ここで本来の姿を取り戻し、弾みをつけて本番へと向かいたい。

 2歳マイル王が復権を誓う。24年の朝日杯FSを制したアドマイヤズーム。昨年はニュージーランドTこそ首差2着と格好をつけたが、その後の2戦は14、6着と案外な結果に終わった。

 裂蹄が敗因だという。「昨年のニュージーランドTからNHKマイルCまで爪が裂蹄気味で、それを気にして全身が筋肉痛みたいな感じだった」と友道師。NHKマイルCで落鉄したのもその影響によるものだった。5カ月ぶりだった秋初戦のスワンSは6着とはいえ0秒2差。それでも「調教の動きがイマイチで、それを見て無理をせずに。爪が伸びるまで待った」と思い切って休ませ、翌年に備えた。

 マイルCS自重の英断は正解だった。トレーナーは「爪は心配ないし、いい時のズームに戻っています。本当にいい感じだと思う」と約半年の休養効果を感じ取る。

 栗東CWの1週前追い切りが圧巻で6F79秒3の猛時計。ラスト2Fは11秒3−11秒0と切れに切れ、併せたブラックオリンピア(3歳オープン)に3馬身半の先着だ。指揮官が「動きましたね。ジョッキーもニコニコしていた」とうなずけば、またがった武豊も「初めて乗ったけど、すごい動きでした。休み明け感もないし、さすがG1馬。迫力があった。朝日杯FSが強かったからね」と褒めちぎった。

 京都のマイルは王者に輝いた舞台。名手を背に迎え、完全復活といく。