1つの筆箱が原因でいじめの標的に…自己肯定感ゼロの男がメンエスで取り戻した自分【作者に聞く】

【漫画】本編を読む
メンズエステとは、マッサージを中心とした施術で心身の癒やしを提供する男性向け店舗のことだ。漫画「メンエス嬢加恋〜職業は恋愛です〜」は、そんなメンズエステを舞台にした創作漫画。美しくもミステリアスな主人公の加恋が、店を訪れる“訳アリ”な客の心を解きほぐす様を、蒼乃シュウさん(@pinokodoaonoshu)が丁寧に描く。



今回紹介するのは「自信がない男」の後編だ。自分に自信が持てない日影ユキオは、加恋の施術を受けながら、自己肯定感が地に落ちる原因となった小学校時代を思い出す。
当時のユキオは、クラスの女子から「女みたい」などとからかわれ、深く傷ついていた。体育の授業でも心ない言葉でペアを拒絶され、そのトラウマをいまだに引きずっている。
作者の蒼乃さんは、今回このエピソードを描いた理由について、せめて漫画の中だけでも「あなたは悪くない」と伝えたかったからだと語る。「子どもだから仕方ない」「いじめるのは好きだから」という身勝手な解釈には納得がいかないという。子どものころに受けたからかいを気にして自信を持てないままでいるのは、これからの人生があまりにももったいない。そんな思いがユキオには込められている。
■自分の「好き」が自信に変わる
過去のトラウマから、自分が好きな色やかわいいものに触れられずにいたユキオ。そんな彼に対し、加恋は「あなたの好きなものを選んでいいのよ」と優しく語りかけ、ピンク色のストールをプレゼントする。好きなものを身に着けて自信を取り戻したユキオのように、蒼乃さん自身も「好き」から力を得ている1人だという。
過去の呪縛から解き放たれた彼が、自分を愛し、誰かを愛せるようになる日も遠くないはずだ。メンズエステという密室で繰り広げられる再起の物語。次はどんな訳アリ客が救われていくのか、今後の展開からも目が離せない。
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