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機敏な走りを存分に楽しめる3代目 5ドアも

2013年から2023年に提供された3代目ミニは、現行より小柄なボディで、機敏な走りを存分に楽しめた。実用性を重視する人なら、5ドアも選べた。モデルチェンジからまだ日は浅いが、最近は3000ポンド(約63万円)も出せば乗れるようになって来た。

【画像】今なら60万ほどで! 3代目 ミニ 3ドア/5ドア JCW GPと現行の4代目も 全128枚

人間工学は2代目から改善し、車内空間は拡大されつつ、レトロモダンなインテリアは期待通り。3ドアの後席は狭いものの、上質さではアウディA1へ劣らない。乗り心地は従来より滑らかで、荷室の荷物が揺さぶられる心配も少ない。


ミニ・クーパー 3ドア(3代目/2013〜2023年/英国仕様)

エンジンは複数あり、ワンに載った102psの1.2L 3気筒ターボがベースユニット。市街地を中心に乗るなら、大きな不満はないはず。流れの速い郊外の道で、もう少しの活発さを求めるなら、135psを生むクーパーの1.5L 3気筒ターボが好適だろう。

クーパーSでは、2.0L 4気筒へ排気量が増え、191psを獲得。当時のAUTOCARは、お手頃な価格で選べる最も完成度の高いホットハッチだと評価した。シャシーバランスにも優れ、痛快なコーナリングを楽しめる。それでいて、熟成度も増している。

速さ重視なら231psのJCW バランス良いクーパーS

速さにご不満なら、231psのエンジンに専用サスが組まれた、ジョン・クーパー・ワークス(JCW)という選択もある。乗り心地は硬く、中古車のお値段はまだお高めだが。

長距離を走る場合は、ディーゼルエンジンのワンDやクーパーDが良いだろう。現実的に18.0km/L近い燃費を得られる。170psとパワフルな、クーパーSDもある。バッテリーEV版も提供されていたが、航続距離は冬場で130km程度と、実用には少し厳しい。


ミニ・クーパー 3ドア(3代目/2013〜2023年/英国仕様)

内装のプレミアム感を求めるなら、クーパー以上がベター。8.8インチのタッチモニターも、2026年には欲しいアイテムといえる。快適性を重視するなら、オプションだったアダプティブダンパー付きを探したい。珍しいけれど。

2018年に小変更を受け、新しいヘッドライトやユニオンジャック柄テールライトを獲得し、スマホとの連携に対応。2021年にも、フロントグリルやデジタル技術などがアップデートされている。UK編集部のオシは、バランスの良い2016年式前後のクーパーSだ。

新車時代のAUTOCARの評価は?

ミニの復活から14年。これまでも魅力的なモデルだったが、新たな特別さも求められていた。3代目には、それがしっかり備わる。拡大した車内空間に、従来以上の速さや洗練度を得つつ、ミニらしさも失っていない。(2014年4月2日)


ミニ・クーパー 3ドア(3代目/2013〜2023年/英国仕様)

オーナーの意見を聞いてみる

レイチェル・ロウ氏

「2代目からの乗り換えを考えた時、信頼性と動力性能の面で、3代目の3ドアは希望通りの内容でした。最終的に選んだのは、2016年式のJCW。レスポンスは鋭く、操縦性も素晴らしく、驚くほど良い燃費で長距離を走れます」


ミニ・クーパー 3ドア(3代目/2013〜2023年/英国仕様)

「ボディはラッピングして、JCWのプロ・エグゾーストとサス、フロントスプリッターやサイドスカートなどでカスタマイズしました。信頼性も悪くありません。これまで所有してきたクルマの中で、1番面白いと感じています」

購入時に気をつけたいポイント

エンジン

英国では、2014年から2015年式のクーパーSで、クランクシャフト・ベアリングのリコールが出ている。不具合が出ると、エンジン交換が必要だった。

JCWではプロ・エグゾーストを組めたが、正しく固定されていない場合がある。ヒートシールドがガタついているなら、取り付け不良の可能性アリ。ハイパワーな仕様では、エンジンオイルの消費が多め。定期的に油量を確認し、オイル交換は毎年したい。

サスペンション


ミニ・クーパー 3ドア(3代目/2013〜2023年/英国仕様)

フロント側から、走行中に異音がないか確かめたい。コントロールアーム・ブッシュがヘタると、ゴツゴツとノイズが出る。新品のブッシュは30ポンド(約6000円)程度だ。

ボディ

ドアのゴムシールが、内側の塗装を剥がしてしまうことがある。プロテクションフィルムで、保護するのが望ましい。ドアミラーの鏡が濁る場合がある。

インテリアと電気系統

シートヒーターが正常に動くか確かめたい。オンにすると、メーターパネルにランプが
灯る。ダッシュボードは、走行時にカタカタ鳴りがち。サンルーフがきしむ場合は、シール部分へシリコンスプレーを吹くと改善できる。

知っておくべきこと

3代目の最速は、ジョン・クーパー・ワークスGP。サーキットを前提としたシリアスな仕様で、専用サスとブレーキで足回りを強化し、306psを繰り出すエンジンが載っていた。英国には、1449GTや1to6エディションなど、限定仕様も複数存在する。

英国ではいくら払うべき?

2000ポンド(約42万円)〜1万1999ポンド(約251万円)

走行距離の長い、使い込まれたミニ・クーパーやクーパーDが、価格帯前半の中心。後半には、状態の悪くないクーパーSが含まれる。中にはフェイスリフト後のモデルも。

1万2000ポンド(約252万円)〜2万1999ポンド(約461万円)

フェイスリフト後のクーパーSがご希望なら、この価格帯から。走行距離の短い、前期のJCWも見つかる。

2万2000ポンド(約462万円)以上


ミニ・クーパーS 3ドア(3代目/英国仕様)

新車に近い3代目ミニは、英国ではこの価格帯にある。殆どがディーラーで販売される認定中古車だ。

英国で掘り出し物を発見

ミニ・クーパーS 3ドア(英国仕様) 走行距離:9万3300km 価格:8494ポンド(約178万円)

整備履歴が整い、スポーツシートとスポーツエキゾーストが備わる。状態が良く、オプションもふんだんに載っているとか。