鎌倉市役所(資料写真)

 鎌倉市役所の新庁舎整備を担当する市幹部が今月、移転推進派の市民と宴席を設け、その様子が交流サイト(SNS)に掲載され、市民から利害関係者と行政の癒着を疑う声が上がっている。宴席に出席した推進派の男性2人は松尾崇市長の支援者で、これまで市議会に移転推進を求める陳情の提出や、市の説明会で反対派に暴言を浴びせる行為をしていた。松尾市長は17日の市議会で「SNSの投稿はさまざまな臆測を呼ぶ。より慎重になるべきだった」と謝罪した。

 宴席に出席したのは庁舎整備課の男性課長。問題発覚後に比留間彰副市長から「規則や規定に反しないが、特定の市民とつるんでいると思われる行動をしたことは軽かった」と口頭注意を受けた。関係者によると、市は課長の異動を検討しており、事実上の更迭となる。松尾市長は神奈川新聞社の取材に「異動について現時点で決めていることはない」と説明した。

 関係者によると、課長は3日、男性2人らグループで市内で飲酒し、参加者が「今日はちょっとした慰労会」と写真を投稿。中には松尾市長の顔写真を貼った日本酒のボトルが写った写真もあった。一連の投稿に松尾市長も「いいね」を押していた。