立体なのに平面に見えるユニークなビジュアル

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アートイベントで披露された異色の仕様に注目!

 2026年春、アメリカ・シカゴで開催されたアートイベントを舞台に、自動車と芸術を掛け合わせたユニークな試みが披露されました。

 会場に登場したのは、見慣れたスポーツセダンの姿をしながらも、これまでの常識を覆すような表現が施された特別な一台で、ネット上でも反響が集まっています。

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 2026年4月6日に「EXPO Chicago」の会場で発表されたのは、レクサスのスポーツセダン「IS 350」をベースに制作されたカスタムモデルです。

 この車両は、ビジュアルアーティストのアレックス・アルパート氏との協働によって完成したものであり、単なるデザインの変更にとどまらず、クルマという存在そのものをアートとして再解釈する試みとして公開されました。

 移動手段としての役割を超え、文化的な価値を持つ表現媒体へと昇華させる意図が感じられる内容となっています。

 ISは1999年に誕生したコンパクトFRセダンであり、トヨタ「アルテッツァ」をルーツに持っています。

 扱いやすさと高い運動性能を兼ね備えた特徴により、長年にわたり多くのドライバーから支持を得てきました。

 世代を重ねるごとに進化を続け、デザインや安全性能、走行性能の各分野で改良が施され、現在ではプレミアムスポーツセダンとして確かな存在感を確立しています。

 2020年には大幅な改良が実施され、プラットフォームや足回りの見直しによって車体の剛性や乗り心地が向上しました。

 その後、2025年9月には一部改良モデルが発表され、さらに2026年1月には日本市場向けの詳細仕様が明らかとなり、内外装の質感向上や安全機能の強化など、細部にわたる進化が図られています。

 なお、今回のカスタムモデルは2025年9月に一部改良された最新モデルがベースとなっています。

 最も印象的なのは、車体全体に施された独特の線画表現です。アルパート氏の特徴である手描き風のスタイルが随所に取り入れられており、ボディの輪郭やパネルの継ぎ目が強調されています。

 その結果、立体であるはずのクルマがあえて平面的に見えるというユニークな視覚効果が生まれています。

 この演出によって、実在する車両でありながら、まるでイラストのような存在へと変貌しています。

 さらにボンネットには、特別に描き下ろされたイラストが配置されており、ブランドが大切にしてきた価値観が象徴的に表現されています。

 精緻な職人技やホスピタリティ、そして滑らかな走行性能といった要素がひとつの作品として融合し、見る者に多層的なメッセージを伝えています。

 アルパート氏は、クルマを単なる工業製品としてではなく、「キャンバスであり、同時に新たな表現を生み出すプラットフォーム」として捉えていると語っています。

 その考え方は今回の作品にも色濃く反映されており、自動車とアートの境界線をあえて曖昧にすることで、新しい価値観を提示しています。

 この取り組みは、レクサスとアルパート氏による約1年間のパートナーシップの第一弾として位置づけられており、今後は「NYCxDesign」や「アート・バーゼル」といった他のイベントでも展開される予定です。

 各会場ではライブペイントが実施され、来場者が作品の完成過程を間近で体験できる機会も用意されています。

 今回の発表については、ネット上でもさまざまな意見が見られます。「こういうアートとの融合は新鮮で面白い」「実物を見たらかなりインパクトありそう」「クルマがキャンバスになる発想が斬新」「好みは分かれそうだけど挑戦的でいい」「レクサスらしい上品さと遊び心を感じる」「走っているところを見てみたい」「アートイベントにクルマがあるのが意外だった」「こういうコラボはもっと増えてほしい」といった声が挙がっており、多角的な評価が寄せられています。

 今後の展開によって、クルマとアートの関係性がどのように広がっていくのか、引き続き注目されます。