22分にマルシーニョとの1対1をストップした早川。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第10節]川崎 0−2 鹿島/4月12日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu

 鹿島アントラーズは4月12日、J1百年構想リーグ地域リーグラウンドEASTの第10節で川崎フロンターレと敵地で対戦。53分に鈴木優磨のPK弾で先制すると、64分にはレオ・セアラが追加点を奪い、2−0で勝利を収めた。

 結果だけ見れば、複数得点、無失点の快勝だったが、必ずしも狙い通りに戦えたゲームではなかった。

 特に前半はミスも重なって攻め手を欠き、相手にシュートを9本を浴びるなど攻め込まれるシーンも少なくなかった。22分のマルシーニョとの1対1を防いだGK早川友基の活躍と、1ゴール・1アシストを記録した鈴木や、ここぞの場面でダメ押し弾を決めるL・セアラなどの個人の力量に助けられた感は否めない。

 しかし、同時にチーム全体の落ち着き、共通した狙いも感じられた。

 右SBでフル出場した濃野公人は「あれだけ押し込まれたら川崎さんはポケットを取るのも上手いし、チャンスも作られました。でも決定的な場面はあまりなかったと思っています」と振り返った。

「サイドの守備をする時に、やっぱり中央にはナオさん(植田直通)と(キム・)テヒョンがいるので、中にカットインされてシュートを打たれるより、外に外に追いやってクロスを上げさせたほうがいい。やられてるように見えても、跳ね返せば良いっていうのは練習中からみんなで意識して、上手く意思統一できています」
 
 守護神の早川は以下のようにコメントした。

「流れが悪い時こそ耐えて後半勝負。上手くいっていない時こそ、『別にそれでも良いんじゃないか』という戦い方に途中からシフトチェンジできたのが良かった」

 たとえ押し込まれたとしても、最後ははじき返し、勝利に結びつける。川崎戦の勝利で、球際や気持ちの強さというチームのストロングポイントへの自信をさらに深められたか。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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