<桜花賞>武豊に立ちはだかる「102連敗のジンクス」…人気馬アランカールに黄信号が灯るワケ
それが、滑り込みで出走可能となったエレガンスアスク。フルゲート18頭に対して、当初は賞金順19番目の除外対象だった。しかし、フェアリーS2着のビッグカレンルーフが1週前追い切り後に左前第3中手骨を骨折。18番目の椅子がエレガンスアスクに回ってきた。
何とか出走にこぎつけたとはいえ、ポエティックフレア産駒の同馬は2月にデビューしたばかりの1勝馬の身。京都芝1600mの初戦を3馬身差で快勝し、川田将雅騎手も「返し馬の雰囲気も良かったので、その通りの走りをしてくれました」と高く評価していたものの、続くチューリップ賞は7着に敗れている。
それでも、勝ったタイセイボーグと0秒4差、3着アランカールとは0秒3差と着順ほど負けていない。最内枠からの発走で道中は窮屈な場面が何度もあった。そんな中でも最後の直線でジリジリと脚を伸ばしていた。キャリア2戦目としては次に期待を抱かせる内容だったのではないだろうか。
また、鞍上が全国騎手リーディング2位の岩田望来騎手に替わる点も心強い。昨年はアルマヴェローチェとのコンビで惜しい2着。1年前のリベンジを胸に一発を狙っているだろう。
5月生まれの“メンバー最年少”エレガンスアスクが今年の桜花賞で波乱を起こしてくれるはずだ。
文/中川大河
【中川大河】
競馬歴30年以上の競馬ライター。競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。競馬情報サイト「GJ」にて、過去に400本ほどの記事を執筆。
