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7日、政府は紙の教科書を電子化しタブレット端末で閲覧できるようにする「デジタル教科書」の導入を閣議決定した。

報道によると、これまでのデジタル教科書はあくまで紙の代替教材の扱いであったが、今後はデジタル版も正式な教科書として採用される。正式な導入は2028年の教科書検定後となり、紙の教科書を完全に廃止するわけではなく紙とデジタルの併用も認めているという。

日本では2019年より教育の場ではデジタル教科書の使用が限定的に可能になっており、コロナ禍であった2021年より使用制限が撤廃され、本格的な導入が行われつつあった。

デジタル教科書の主なメリットとしては「小さな文字や図表が拡大表示できる」「音声読み上げ機能が使える」「ルビの表示・非表示が設定できる」「問題文の自動採点」「持ち運びが楽」などが挙げられる一方、デメリットを指摘する声も多い。

デジタル教科書は主にタブレット端末を使用するため、多くの生徒が出入りしている学校内での盗難への不安のほか、快適に使用するための無線LANの設置、バッテリー供給などの問題点がある。

また、国外ではデジタル教育の先進国として知られるスウェーデンが2018年よりデジタル教科書の導入を決定していた。だが、スウェーデンではデジタル教科書が導入されたが「子どもの学力低下が確認された」とし、近年ではデジタルから紙の教科書へ回帰させる政策が行われた事実も「デジタル化」への危機感として根強いようだ。

果たして、日本の教育で「デジタル教科書」はどこまで受け入れられるのだろうか。