日々行う家事の数々。毎日のことだからこそ、がんばり続けていると疲れすぎてしまうことも。「家事へのこだわりを思いきって手放してみたら、暮らしも心もラクになった」と語るのは、アラフォーで夫とふたり暮らしのESSEonlineライター・小林ユリさん。今回、小林さんが「やめてよかった」と感じている4つの家事についてレポートします。

1:品数の多い献立づくり

毎日の食事づくりでは、栄養バランスや見ばえを考慮して「食卓には、副菜が最低でも2〜3品はあるように」とがんばっていました。

【写真】アラフォー夫婦のリアルごはん。つくりおきはせずシンプル献立に

筆者は自営業で在宅ワークメインなので、夫の帰宅時間に合わせて自分の仕事の合間に夕食づくりにとりかかる日も多いのですが、実際にその状態でこれだけの品数をつくるのはなかなか大変。

調理時間が長くなるだけでなく、洗い物が増えてしまうのも辛いと感じてしまうポイントでした。

そこで「メイン+汁物+余裕があれば副菜」程度のシンプルな一汁一菜の献立に変更することに。品数を減らしたことで、料理にかかる時間も片付けの手間もぐっと軽減。

もちろん時間がある日は副菜を数品用意することもありますが、「毎日やらなきゃ」と思わなくなっただけで、気持ちがかなりラクになりました。

2:大量のつくりおきを用意する

以前は、休日になると「平日のために」と大量のつくりおきをしていました。

いざというときの安心感はあったものの、休日でもまったく休んだ気がしないばかりか、予定が変わって外食になったり帰宅が遅くなってお弁当を買ってしまったりして、結局食べきれないこともあるなど、努力がムダになってしまうことも多々ありました。

そこで思いきって、常につくりおきをしておく習慣をスッパリやめました。今は「確実に忙しい日だけ少し用意する」程度でとどめ、基本的にはその日に食べる分だけをつくるようにしています。

数か月これで過ごしてみて、わが家の生活スタイルにはこの方が合っていると感じています。無理に準備をしておくよりも、その日の状況に合わせて選ぶ方が、結果的にストレスが少なくてすみました。

3:調理器具を厳選しすぎる

わが家のキッチンはかなり小さいこともあり、以前は「キッチンはなるべくすっきりさせたい」と、専用の調理道具を減らすようにしていました。トングは菜箸で代用、千切りピーラーは包丁で、というように「なくてもなんとかなるもの」は手放していたのです。

その結果、たしかにキッチンの見た目はすっきりしたものの、それと反比例するように、調理の手間や調理時間が増えていってしまいました。

夫婦共働きのわが家で、これはけっこう致命的。そのため、今は考え方を少し変えて、便利な道具は素直に使うようにしています。

調理器具を無理に減らして料理が不便になるより、便利なアイテムには頼ることで、日々の労力はずっと小さくなりました。

4:気づいたときにやる「ついで」家事

「ついでに掃除をする」「目についたらすぐ片付ける」といったすき間時間で家事をこなすのが効率的、という話もよく耳にしますが、筆者には合いませんでした。

筆者の場合、トイレに行くたび、玄関を通りかかるたび、仕事の合間にコーヒーをいれにキッチンに行くたび、常に「なにかやることはないかな」と探してしまい、気持ちが休まらなくなってしまったからです。

結果的にノイズが多くなり、仕事にも集中しにくくなってしまいました。

それに気づいてからは、家事をまとめてやる日を設定。「今日はここだけ」「今回はここまで」と区切ることで、普段の時間は家事を気にせず過ごせるようになり、以前よりも気持ちの余裕が生まれました。

家事はがんばればがんばるほど終わりが見えなくなるもの。ですが、「ちゃんとやらなきゃ」と自分にプレッシャーをかけることと、「こうしなきゃ」という思い込みを捨てることで、暮らしは意外とラクになると感じています。

自分の生活に合ったペースを見つけることが、毎日の家事を続けるコツなのかもしれません。