裏天王山で0−3の完敗を喫したトッテナム。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

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 現地時間3月22日に開催されたプレミアリーグの第31節で、13戦未勝利で残留争いに巻き込まれている16位のトッテナムが、1ポイント差で17位のノッティンガム・フォレストとホームで対戦。この裏天王に0−3でまさかの惨敗を喫し、フォレストに抜かれて17位に転落した。降格圏の18位ウェストハムまではわずか勝点1差。厳しい状況に追い込まれた。

 試合前、スタジアム周辺からスパーズサポーターの掛け声が響いた。第1レグで2−5の完敗を喫していた4日前のアトレティコ・マドリー戦(チャンピオンズリーグ・ラウンド16第2レグ)に比べて、より気合が入っているように見えた。やはり“大一番”だからか。

 しかし、その声援を受けて、序盤から押し込んだチームはゴールをこじ開けられない。迎えた45分、CKからあっさり失点。隣の席に座っていたベテラン記者は、失点シーンが流れるモニターを見ながら、「なんでずっと支配していたのに、1回のセットプレーでやられるんだ」とおかんむりだった。

 62分、ゴール前でどフリーになっていたモーガン・ギブス=ホワイトに決められ、追加点を献上。ホームのファンが静まり返るなか、スタンドの上の方から怒号が響いた。
 
 それでも、声援を送っていたサポーターだったが、87分に3点目が決まると次々に席を立ち始める。終了のホイッスルが鳴った時には、もうガラガラ。もはやブーイングすらも聞こえなかった。

 アトレティコ戦と同様、セットプレーやシンプルなクロスからあっさり失点を喫しているのは気になるところ。どこか集中できていない感がある。逆に、チャンスは作り出すものの、相手ゴール前でのクオリティ不足は明らかだ。

 試合後の取材エリア、厳しい顔つきで選手たちが立ち去っていく。なかでも、茫然とした表情を浮かべていたイングランド代表DFジェド・スペンスの姿が印象的だった。

 イゴール・トゥードル新体制で、プレミアリーグは1分け4敗。名門のお尻にいよいよ火がついている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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