[3.15 J-VILLAGE CUP U-18 U-18日本代表 2-0 神村学園高 Jヴィレッジスタジアム]

 泥臭いゴールでU-18日本代表を勢いづけた。前半5分、MFエドワード真秀(RB大宮)が先制点。右サイドからドリブルでえぐろうとしたチャレンジは失敗に終わったが、「切り替えっていうところは自分で意識していた」と相手のバックパスを追う形でGKにプレッシャーを掛ける。

 そして、一気に距離を詰めると、相手キックを伸ばした右足でチャージ。ボールは目の前のゴールラインを越え、先制点となった。山口智監督も称えたボールへの執着心によって、1-0。「自分の好きな選手が(レアル・マドリーのMFフェデリコ・)バルベルデで運んだり、プレスのところは意識しています」というエドワードは憧れの存在のように走力を発揮し、ゴールをもぎ取った。

 前日の鹿島ユース戦に続く、2試合連続ゴール。この日は2列目でボールに多く係わり、インターセプトからスルーパスを通すシーンや崩しに係わって決定機を演出するシーンもあった。

 ただし、本人は「自分の中ではもっとできると思っていて、1タッチで剥がしたりとか、味方と繋がるってところは、まだまだできていないところなので、明日の試合でそこを改善できたらもっといいプレーが出せると思います」と課題改善を誓う。

 鹿島ユース戦でPK獲得に繋げたしなやかなドリブルも得意。16日の決勝まで4連戦と体力的に厳しい戦いだが、ベストのパフォーマンスをして「J-VILLAGE CUP U-18」を終える意気込みだ。

 エドワードは昨年、プリンスリーグ関東1部で開幕から7試合連続で先発出場したが、股関節の怪我の影響で6月から長期離脱。復帰したのは12月と悔しいシーズンになった。それでも、トップチームからの高評価を受け、今年1月に高校2年生ながらプロ契約を締結。「良かったですね。自分も驚きました」というエドワードは、「(期待に)応えたいです」と2026年シーズンの活躍へ気合十分だ。

 ナイジェリアと日本にルーツを持つ強力MFは、走力やフィジカルを活かしたドリブル、抜群の強度、球際で無理が利くところも特長。チームで主にプレーしているアンカーをはじめ、中盤の全ポジションや高校1年生まで務めていたFWでも強みを発揮することができる。課題を改善し、少しでも早くJリーグに出場することが現在の目標だ。

 また、「(U-18日本代表での活躍の先に)U-20ワールカップとかもあると思うんで、そこに出るっていう目標もありますし、代表を通じて世界が自分を見てくれてると思っているので、世界に羽ばたくチャンスも代表である」とコメント。クラブ、年代別日本代表で活躍を続け、目標の世界に近づく。

前半5分、U-18日本代表MFエドワード真秀(RB大宮)が先制ゴール


(取材・文 吉田太郎)