飲み方が自在になったことで、より楽しみが広がった焼酎。それをさらに実感できる意外なペアリングを見つけてきました。ぜひ、お試しあれ!

【焼酎×寿司】ロール寿司の多彩な味と軽快な「だいやめ」が生むため息出る旨さ『GINZA SEN-RYO』@銀座一丁目

場所は銀座でビル6階、高級感ある内装、料理は寿司に和牛やラムのグリル、一品料理と充実。酒も日本酒、ウイスキーと多彩。それでいてリーズナブル。まさに大人の隠れ家、それがダイニングバー『GINZA SEN-RYO』だ。

まず試してほしいのが、エビやサーモン、ホタテなどの具材とこだわりのシャリを使用したロール寿司。醤油ではなく、タプナードやミント、赤パプリカなどを使ったソースでいただけば、素材の旨みと相まって華やかさのある味わいに。

ロール5種盛り2310円、「だいやめ」ソーダ割り550円

『GINZA SEN-RYO』ロール5種盛り 2310円 うなぎを使ったドラゴンロール、サーモンアボカドロール、TUNAロール、海老の天ぷらロール、ホタテカリフォルニアロールの5種。江戸前にはない楽しさと旨さだ

ここに芋焼酎「だいやめ」を合わせれば……ライチを思わせる焼酎の軽快な味わいがロール寿司と実に好相性。5種10個もたちまちペロリなのだ。銀座で迷ったら、いや、迷わなくてもここを目指せば大正解。いい店発見!

『GINZA SEN-RYO』新業態営業部次長 遠藤信男さん

新業態営業部次長:遠藤信男さん「ランチもやっています。気軽に足を運んでください」

『GINZA SEN-RYO』

[店名]『GINZA SEN-RYO』

[住所]東京都中央区銀座1-8-19キラリトギンザ6階

[電話]03-5915-4627

[営業時間]11時〜14時半LO、17時〜22時半LO

[休日]無休

[交通]地下鉄有楽町線銀座一丁目駅8番出口から徒歩3分

【焼酎×イタリアン】週2日のみ営業でも試したくなる楽しきペアリング『nano』@恵比寿

渋谷と恵比寿のほぼ中間に面白い店がある。デザイン会社の一画を間借りして火曜と水曜だけ営業するイタリアン。そして料理に合わせる酒はワインでなく断然焼酎を推しているのだ。その料理というのも大勢でワイワイ囲む大皿ではなく、ひとりでも軽くつまめる小ポーション。小料理屋的な感覚で飲ませてくれるのもありがたい。

カツオの燻製1600円〜、トリッパの温サラダ1300円、襲900円

『nano』(手前)カツオの燻製 1600円〜 三陸から届くカツオのタタキを明日葉のソースやピクルスで彩る (奥)トリッパの温サラダ 1300円 柔らかく煮たトリッパを主役にしたサラダ。パルミジャーノのコクやバジルの香りがアクセント (ドリンク)襲 900円

この日の前菜「トリッパの温サラダ」に選んでくれたのがソーダでトワイスアップにした松露酒造の「襲(かさね)」。後味に軽やかな酸味や甘さを帯びた香りが追いかけるスムーズなペアリングだ。

「焼酎は飲み方でも表情が変わるし、飲み手の好みや体調に合わせて濃さも調節できる懐深いお酒ですね」と店主の長野雄さん。この店の存在が焼酎をもっと楽しくさせる。

『nano』店主 長野雄さん

店主:長野雄さん「予約はInstagramのDMからどうぞ」

『nano』

[店名]『nano』

[住所]東京都渋谷区東2-20-2三和ビル1階

[電話]非公開

[営業時間]18時〜23時

[休日]月・木・金・土・日

[交通]JR山手線ほか恵比寿駅西口から徒歩10分

【焼酎×中華】焼酎も料理も自由&ポップなネオ中華酒場『タートル』@渋谷

ネギ油ソースを絡めた色鮮やかな春雨に、たっぷり振ったカラスミの粉。肉×ピーマンという大枠を守りつつ、ユッケ風のラム肉で大胆にアレンジした「生青椒肉絲」。中華料理に軸足を置きつつも、和・韓・洋のエッセンスを足したフレキシブルな料理は、メニューから味を想像するだけで食いしん坊の胸は躍りだす。

生青椒肉絲1408円、タートルオリジナル焼酎748円、唐墨春雨1518円

『タートル』(手前から時計回りに)生青椒肉絲 1408円 薬膳スパイスを効かせたラム肉のコクに生ピーマンのみずみずしさがマッチ、タートルオリジナル焼酎 748円、唐墨春雨 1518円 春雨に和えたネギ油の青い香りとカラスミのコクが合わさり、すっきりとした味わいのオリジナル焼酎が進む

そんなワクワクを、さらに盛り上げるのに欠かせないのが焼酎の存在なのだ。ラインナップは、ほぼ芋。白芋、紅芋、オレンジ芋など原料ごとにオンメニューされ、それによる味の違いを楽しめるって仕組みだ。

ほとんどの銘柄で飲み方のおすすめはソーダ割り。炭酸の弾ける泡によって焼酎自体の香りが立つ上に、口中の余分な油を拭ってくれて、次から次へと料理に手が伸びる。

『タートル』店長 須永健介さん

店長:須永健介さん「スタンディングやテラス席もありますよ!」

『タートル』

[店名]『タートル』

[住所]東京都渋谷区道玄坂1-15-3プリメーラ道玄坂1階

[電話]03-6754-3315

[営業時間]17時〜23時半(23時LO)※土・日・祝は15時〜

[休日]無休

[交通]京王井の頭線渋谷駅アベニュー口から徒歩2分

【焼酎×餃子】小麦の香り膨らむ一級品の餃子を彩る芋焼酎『手作り餃子の店吉春(よしはる)』@国領

艶やかに水気を帯びたそれを口へ放り込むと、絹のようになめらかな生地が唇と舌を撫で、咀嚼のたびに餡と混じり合い、小麦の香りが膨らんでいった。これが中国の国家資格、麺点師の資格を持つ吉村さんが作る餃子だ。とくれば似合いの酒は紹興酒?

もちろんそれもありだけど、芋を中心に30種類以上揃う焼酎に手を伸ばしてみよう。

吉村千恵子さんが焼酎にハマるきっかけとなったのが、鹿児島にある酒販店『石野商店』との出合い。地元でも入手が難しいボトルも届けてくれる。

吉春餃子946円、人参餃子990円、がらるっと858円

『手作り餃子の店 吉春(よしはる)』(手前)吉春餃子 946円 北海道産の数種類の小麦粉を使用し、注文から生地を伸ばし餡を包む (奥)人参餃子 990円 にんじんの甘味から八角やシナモンなどスパイスの香りも広がる (ドリンク)がらるっと 858円

冒頭の餃子に話を戻すと豚肉、ニラ、キャベツで作る王道の「吉春餃子」に加え、「人参餃子」に「ピーマン餃子」といった変化球も。それぞれの餃子と焼酎のペアリングを提案していくことが吉村さんの次なる目標だ。

『手作り餃子の店 吉春(よしはる)』店主 吉村千恵子さん

店主:吉村千恵子さん「小さな店なので予約してからお越しください」

『手作り餃子の店 吉春(よしはる)』

[店名]『手作り餃子の店吉春(よしはる)』

[住所]東京都調布市国領町8-1-14

[電話]042-426-8153

[営業時間]17時〜22時(21時15分LO)

[休日]火

[交通]京王線国領駅南口から徒歩7分

撮影/小島昇(GINZA SEN-RYO、タートル、吉春)、西崎進也(nano)、取材/編集部(GINZA SEN-RYO)、菜々山いく子(nano、タートル、吉春)

※月刊情報誌『おとなの週末』2025年8月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

…つづく「【厳選】茶割が旨い焼酎酒場2軒! 緑茶、ほうじ茶、玄米茶 種類豊富な茶割が楽しめる」では、東京にあるいまどき焼酎酒場をレポートしています。

【画像】焼酎の懐の深さをより実感できる、焼酎×〇〇の意外なペアリングをチェック!(23枚)