ABS秋田放送

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県内は各地で大雨となり、道路の冠水や住宅の床下浸水が相次ぎました。

大仙市と能代市の一部地域に大雨警戒レベル4にあたる避難指示が出されていて、引き続き土砂災害に厳重な警戒が必要です。

竿燈まつりの最終日だった6日夜。

秋田市中心部では次第に雨脚が強まり、最後の演技が中止になりました。

午後9時までの1時間で26.5ミリの強い雨が降っています。

土屋弘樹記者
「午前6時ごろの大館駅前です。この時間雨が強まって来ました」

7日午前は県の北部を中心に降水量が増えました。

三種町下岩川では、県が設置した雨量計で午前5時すぎまでの1時間に85.0ミリの猛烈な雨を観測しています。

北嶋大聖記者
「この先なんですが、水路などからあふれた水で道路が冠水してしまっています」

局地的に急激に降水量が増えたところもあり、水に浸かった畑や田んぼもありました。

大雨警戒レベル3にあたる「高齢者等避難」が一時出されていた下岩川地区の谷地ノ沢集落では、消防が家々をまわって避難するよう呼びかけていました。

消防署員
「これからまた雨降る予報なので水増えるっすもんね」

目や耳が不自由だという70代の女性は、一緒に2人で暮らしている娘が仕事に出ている中、生活しやすい自宅から1人で避難することをためらっていました。

女性
「不安だよぉ」

このとき、すぐ近くを流れる川からあふれた水は家の目の前まで来ていました。

予断を許さない状況の中、迫られた難しい判断。

その後川の水位が落ち着き、浸水被害は免れました。

山粼愛子記者
「北秋田市の摩当川です。一時はあちらの茶色い草のあたりまで水位が上がっていたとみられます」

北秋田市では、脇神で午前5時までの1時間に45ミリの激しい雨が観測されました。

住宅の床下浸水は北秋田市で2棟、上小阿仁村で1棟確認されています。

住民
「6時ごろはすごかったんですよ。ものすごくもう一面」
「上まで来たんですよ、水が、だから、その橋の赤い橋の下っていうか。もう10センチか15センチでそこに上がるくらいの赤いところまで近づいて」

川から離れた地域でも雨による被害が起きていました。

下杉地区に暮らす、後藤スズ子さんです。

後藤さん
「水、そこからあふれてあがったんですけど」
北嶋記者
「どこからあふれてきたんですか」
後藤さん
「そこそこそここれからです。このこれ」

雨水が集まる側溝から、未明にかけて あふれ出たという大量の水。

物置として使っている住宅の1階部分に流れ込みました。

これまでにも同じようにして、側溝から水があふれたことがあるといいます。

また浸水被害に遭ってしまうのではないか。

後藤さんは不安を感じながら後片付けに追われていました。

山粼愛子記者
「北秋田市の羽根山沢川です。増水によって大量の木や枝が流れついてきています。向こう側の田んぼは半分以上水に浸かってしまっています」

また、北秋田市李岱では羽根山沢川の水があふれて道路が冠水しました。

羽立の住民
「水これまで上がったの。これまで上がって、だーっと回ってって向こうの方の田まわって。今回こっちの方がひどかった。」「4時半ごろは水全然来てなかったけど5時ごろだーっと水一気に来てあったの。それ怖かった。」

近くの羽立地区には14世帯27人が暮らしています。

一時孤立した状態になりました。

住民
「おっかねかった。ちょうど孫が遊びに来てるから、ああいうの初めて見たんだすびょん。2階さ逃げた」

大仙市と能代市の一部地域には、大雨警戒レベル4にあたる避難指示が出されています。

JRは奥羽線と羽越線と五能線、それに花輪線で運休や遅れが相次いでいますが、新幹線のダイヤに乱れはなく、7日に想定されていたほどまでは影響が広がりませんでした。

山梨から観光の女性
「新幹線影響なくてよかった」「本当に、今ねホテルでも確認したら今のところ動いてるっていうので止まっちゃうとね、ちょっと帰れなくなっちゃうと心配なので。はい、ちょっとずつ前倒しで」

秋田から仙台へ向かう女性
「ちょっと朝までどうなるか分かんなかったんで、ちょっとちゃんと動くかなって心配でした」
記者
「いま動いている?」
女性
「動いてたみたいで、安心しました」

佐賀から観光の女性
「いや、そんなに…おっきな変更とかなくていつも通り出てる感じします」
記者
「青森まで行ける?」
女性
「はい、大丈夫そうです」

土屋弘樹記者
「午後3時前の大館市です。大粒の雨がものすごい勢いで振り付けています」

大気の状態が非常に不安定な状況が続いた県内。

雨脚は各地で断続的に強まり、午後には県の南部でも降水量が大きく増えました。

こちらは午後3時半ごろ、秋田港付近で撮影された映像です。

海に竜巻のような漏斗状の雲が確認できます。

急激に雨が降り始めたころだったということです。

県内は8日にかけても雷を伴って激しい雨が降るおそれがあります。

気象台は引き続き土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけています。