総務省「新東名高速で自動運転レベル4トラック実証と連携したV2N通信」実験へ 三菱総研/NTTコム/ソフトバンク/T2/豊田通商らが連携
受託した事業では、インターネットイニシアティブ、NTTコミュニケーションズ、エム・アール・アイ リサーチアソシエイツ(MRA)、先進モビリティ、ソフトバンク、ダイナミックマッププラットフォーム、T2、豊田通商と共に、新東名高速道路の一部区間にて、自動運転走行のための携帯電話通信(V2N通信)の評価・実証実験を推進する。
政府の「デジタルライフライン全国総合整備計画」(2024年6月)の中で、2024年度以降、新東名高速道路の一部区間(駿河湾沼津SA〜浜松SA:約100km)において、関係府省庁連携で自動運転レベル4トラックの実現に向けた実証実験を実施することが決定した。現在、新東名高速道路の一部区間での自動運転レベル4トラックの先行社会実装を目指し、自動運転レベル4に関連した多くの実証実験が行われている。
V2N通信は、携帯電話網を用いた、車両と通信ネットワークとの間で情報をやり取りする通信方式であり、自動運転の円滑な運行管理や遠隔監視等に必要となる要素となることから、有効性の評価・検討が求められている。
総務省では、V2N通信において有望とされているユースケースに関し、その有効性等について多角的に検証・評価することを方針として定め、自動運転トラック実証に向けたV2N通信に係る取り組み状況・計画を示している。
本事業では、V2N通信の社会実装を見据えた、有効性の検証・評価を行うとともに、V2N通信の信頼性確保やコスト等に関する検討を行うため、V2N通信を用いたサービスの実証実験を新東名高速道路の一部区間で実施する。
●本事業の概要・各社の役割
●1:本事業の概要
1.V2N通信の通信品質改善方策評価:
昨年度の総務省 令和6年度「新東名高速道路の一部区間における自動運転レベル4トラック実証と連携したV2N通信環境に関する調査検討」において測定した新東名高速道路の通信環境の課題を踏まえて、通信品質改善方策を設定、適用し、新東名高速道路および東北自動車道の一部区間において実測による無線区間の通信品質の実力値評価を実施する予定。常時接続性や通信安定性、冗長性等の観点から各施策の有効性を評価・検討する。
2.V2N通信の通信品質改善方策評価:
新東名高速道路の一部区間を走行する自動運転車両に対して、V2N通信を用いたサービスである「先読み情報の提供」および「車両の遠隔監視」を提供する実証実験を行う。この実証実験は、関連する省庁の取り組みと連携して実施する予定。
●2:MRI・MRAの事業領域・役割
中央省庁や自動車OEM等の自動運転関連企業に対する、自動運転を支えるインフラ(データ連携基盤、コネクティッドシステム)の政策・戦略立案や、技術開発コンサルティングにおいて豊富な実績を有している。これまでの知見・ノウハウを活かし、実証実験の計画立案・関係府省庁とのコミュニケーションを担うとともに、多様な見地から下記パートナーをとりまとめ、実証実験を円滑に推進する役割を担う。
●3:インターネットイニシアティブの事業領域・役割
IT・ネットワーク業界をリードするなかで培われた、ネットワーク・クラウド・セキュリティ・モバイル・IoTの技術をもとに、国内外企業や個人ユーザーに対して、ITサービスとシステムインテグレーションを展開している。
本実証実験では、V2N通信の通信品質改善方策評価およびV2N通信を用いた「先読み情報の提供」の実証システムの構築・評価における、通信品質改善方策「マルチプロファイルSIM」を提供する。
