福島県西会津町の西会津国際芸術村で15日に始まった「土川博物館」の展示(台南市政府提供)

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(台南中央社)日本統治時代に台湾南西部に建設された水利施設「嘉南大圳」を紹介する特別展「土川博物館」が15日、福島県西会津町で始まった。主催する台南市は、100年近い歴史を持つ嘉南大圳とこの土地の物語を伝えたいとしている。

嘉南大圳は日本人技師、八田與一が設計し、1930年に完成。台南市や嘉義県などにまたがる嘉南平原を潤し、農作物の生産性を向上させた。

同展では農業用水路を意味する「圳」という文字を「土」と「川」に分け、土地と水が水路で交わる様子を表現。嘉南大圳の整備によって嘉南平原が穀倉地帯へと生まれ変わった姿を紹介する。

台南市文化資産管理処の林喬彬処長は、嘉南大圳は嘉南平原の人々の生活を大きく変えたと言及。水資源の利用は人類共通の課題で西会津も台湾と似た条件を有していながら異なる文化が育まれたと指摘し、人々が大自然をどのように利用し、共存・繁栄させたのかが分かるとコメントした。

同展は文化交流施設「西会津国際芸術村」で9月3日まで続く。台湾の米作りや果物について映像や写真などで伝える「米果南国展」も同時開催されている。

(張栄祥/編集:楊千慧)