途中出場でマジョルカの攻撃を活性化した久保。(C)Mutsu FOTOGRAFIA

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 4月9日のラ・リーガ第31節、マジョルカはアトレティコ・マドリーにホームで1-0と勝利した。 68分のヴェダト・ムリチのPKで強豪を下した一戦で、マジョルカのハビエル・アギーレ監督は、久保建英をベンチスタートにした。試合後、指揮官はこの一戦に向けたトレーニングでの久保の姿勢が気に入らなかったと明かしている。 練習中に「無気力で」スタメン入りできなかった久保だが、54分にイ・ガンインと交代して途中出場。積極的なプレーでマジョルカの攻撃を活性化させた。この試合でアトレティコの4選手がイエローカードを出されたが、2枚は久保を止めようとしてファウルした際のものだ。 アギーレ監督も試合後には「最高のタケだった」「満足している」と、日本代表アタッカーに賛辞を寄せている。【動画】途中出場の久保が流れを変える!マジョルカが王者アトレティコを破った一戦をチェック

 強豪アトレティコを負かしたとあり、スペイン国外でも注目度は低くない。イタリアのウェブサイト『TUTTOmercatoWEB』は、この一戦の採点記事を掲載。久保にはムリチの7.5点に続き、アントニオ・サンチェス、ダニ・ロドリゲスと並ぶ7点をつけた。 同メディアは「途中出場で試合を変えた」と、久保のパフォーマンスを称賛している。「多くの選手に注意させ、ライン間で相手守備陣を苦しめて悩ませた」 7連敗と苦しい状況にあったマジョルカだが、アギーレ体制初の勝利となる金星で、同日に敗れたカディスを抜き、1ポイント差の17位に浮上した。 残留に向けて大きな勝点3を手にしたアギーレ・マジョルカは、降格を回避することができるか。次節は16日、残留を競うエルチェと敵地で対戦する。構成●サッカーダイジェストWeb編集部