Obi-Wan Kenobi Disney+

Lucas Film/Disney

ディズニースター・ウォーズ新作シリーズ『Obi-Wan Kenobi』(オビ=ワン・ケノービ)の特別映像を初めて公開しました。

『オビ=ワン・ケノービ』は、ディズニープラスの「特別企画」と銘打って2022年に配信予定のスター・ウォーズ実写シリーズ。

映画『スター・ウォーズ Episode III シスの復讐』から10年後を舞台に、オビ=ワン・ケノービをユアン・マクレガーが、ダース・ベイダーをヘイデン・クリステンセンが再び演じます。

ディズニープラス公式
Lucas Film/Disney

公開された映像は約1分とごく短く、新作の本編映像はまだおあずけ。かわりに多数のコンセプトアートが初公開されたほか、オビ=ワンが幼いルークを守る物語であること、もちろんヴェーダーとの対決が描かれることを、嬉しくて仕方がないといった様子のユアン・マクレガーが語る様子が含まれます。ヘイデン・クリステンセンのコメントは無し。

監督を務めるのはカナダ出身のデボラ・チョウ。スター・ウォーズ初の実写ドラマシリーズとして好評を博した『マンダロリアン』で、重要なエピソードを2本担当しています。

ディズニープラスのスター・ウォーズ実写シリーズは、シーズン2まで配信済みのマンダロリアン、この12月に配信される『ボバ・フェット / The Book of Boba Fett』のほかにも、すでに多数の作品が予告あるいは制作されています。

しかし『オビ=ワン・ケノービ』は、映画本編の主役級二人が再び登場すること、オリジナルのスター・ウォーズ新旧三部作と直接関わる内容から、ディズニープラス版スター・ウォーズ実写シリーズのなかでも特別な存在です。

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見どころはもちろんオビ=ワン vs ベイダー卿の再戦シーン。ダース・ベイダーはスター・ウォーズの第一作、エピソードIV 新たなる希望でオビ=ワンと対峙したとき、「I've been waiting for you obi-wan. We meet again, at last」の有名な台詞に続いて、お前のもとを去った際、私は弟子(but a learner)に過ぎなかったが、いまや私こそがマスターだ(ディズニープラス版の吹き替えでは「かつてお前の弟子だった俺がフォースの支配者になるのだ」)とオビ=ワンに語りかけます。

これまでは長らく『シスの復讐(エピソードIII)』のクライマックスでオビ=ワンに破れ、惑星ムスタファーの溶岩で黒焦げになりながら絶叫する場面が最後の対面と思われてきましたが、新作『オビ=ワン・ケノービ』によって実はその10年後、エピソードIVでの最後の対決からは約9年前にも対峙していたということになります。

(後付けだ!勝手な改変だ!ともいえますが、そもそもスター・ウォーズ自体が「実は壮大なサーガの途中の1エピソードに過ぎないんだよね〜」と後付けで前史を描いた作品であるうえに、オリジナルの創造者ジョージ・ルーカス自身が常に自作を編集して改変し続けたため、一部のファンからは最大の敵扱いされていたようなシリーズです。)

オビ=ワン・ケノービは全6エピソードになることが明らかになっていますが、長編映画より長い尺で、元師弟対決に至るどのようなエピソードが描かれるかも注目点。

オビ=ワン外伝はもともとスター・ウォーズ新作映画本編とスピンオフ映画を交互に上映する計画の時代に長編として準備が進められていたものの、『ハン・ソロ』が興行収入的に失敗したおかげで計画が止まり、ディズニーが独自配信サービスのディズニープラスに注力する方針に変わったおかげで、改めてシリーズとして企画し直された経緯があります。

製作中のうわさでは、幼いルークを守って旅するオビ=ワンという筋はかなり古くから決まっていたものの、先にディズニープラスで公開されたマンダロリアンが思い切りかぶる子連れ狼モノだったため、脚本の方向修正に多大な時間がかけられたともいわれています。

スター・ウォーズ オビ=ワン・ケノービは2022年配信予定。ディズニープラス独占コンテンツです。

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