Close up of a caucasian woman with red painted toenails stepping on a bathroom weight scale.  She is excited to read the scale, which shows that she has lost weight. Beige tiled floor and walls. White towel.  Dieting, weight loss concept.  Unrecognizable person.

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半年に一度の糖断ちで糖質依存から脱却

ダイエットメソッドの定番となっているのが、糖質制限。しかし、糖質制限も行きすぎると逆効果になってしまいます。

糖質とはヒトが生きていくうえで最低限必要となる「三大栄養素」の一つであり、体の直接的なエネルギー源として働く重要な栄養素です。そのため、制限しすぎると体調不良を引き起こします。糖質を過剰に摂取すると血糖値が乱高下しやすくなり、空腹を感じやすくなってしまいます。

このように健康維持には欠かせない糖質ですが、一つ大きな問題点があります。それは「依存性の高さ」です。糖質は脳に多幸感や達成感をもたらす作用があることもわかっています。

「甘いものを食べると幸せな気分になれる」のは人間の本能ともいえるのです。この多幸感を得たいがために、甘いものを欲してしまう…。これを繰り返すことで、糖質へ依存する体質になってしまうわけです。

この糖質依存体質からの脱却をはからない限り、ウエイト管理は困難をきわめます。糖質依存を脱却するために効果的なのは、半年に一回、3日間限定で、シビアな糖質制限を行う「糖断ち」です。糖質を完全に摂らないとエネルギー源である体内のブドウ糖はすぐに枯渇してしまいます。すると、肝臓ではケトン体という物質が産生され出します。そして、このケトン体が糖質のかわりにエネルギーとして使われ出します。その結果、糖質を摂っても以前のような多幸感や達成感を感じることがなくなり、糖質への依存性が緩和されるといわれています。

糖質依存度が重度な人の場合、糖断ちの最初の1〜2日くらいは、頭痛、イライラ感、脱力・疲労感などを感じるかもしれません。しかし、次第に症状も落ち着くはずです。

ただし、この3日間の糖断ちをした後にまた糖質を摂りすぎてしまうと、糖質依存体質に戻ってしまいます。そのため、糖断ち後には「ゆるローカーボ食」を心がけましょう。

おすすめの比率は、炭水化物(糖質):脂質:タンパク質=40%:30%:30%。従来の栄養学では、三大栄養素の摂取比率は、炭水化物(糖質):脂質:タンパク質=60%:25%:15%と考えられていたものの、これでは炭水化物の量が多すぎるという考えかたが世界的には主流となりつつあります。

ただし血糖値に問題を抱えている人、糖尿病に罹患している人は、健康を害する危険があめため、糖断ちは避けてください。

出典:『最強の体脂肪燃焼RUN
監修:日本抗加齢医学会専門医・青木 晃
ライター:楠田圭子