手前右から時計回りで「あじ」(129円)、「車えび」(345円)、「とろたく」(561円)、「たまご」(129円)、「本まぐろ 赤身」(345円)、「穴子」(345円) / 鮨屋 とんぼ

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名古屋駅から電車で3駅、栄駅から1駅で行ける新栄町駅周辺には、実は隠れた名店がたくさんある。今回はそのなかでも「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重 2019特別版」でビブグルマンやミシュランプレートに選ばれた、絶品ながらリーズナブルな店を3つ紹介しよう。

【写真を見る】こんなにも豪華な「にぎりランチ」が、なんと1080円から! / 鮨屋 とんぼ

■ 丁寧な仕事を施した、江戸前寿司が1貫129円から!

抜群のコストパフォーマンスで食通をうならせる名店「鮨屋 とんぼ」(名古屋市中区)。シャリに使う米は宮城県産ササニシキ、酢は京都にある飯尾醸造の赤酢に米酢をブレンドしている。

東京、日本橋の老舗「吉野鮨本店」で基礎を学んだ大将が握る本格的な江戸前寿司が、1貫129円から味わえるというから驚きだ。さらに「にぎりランチ」は1080円からという破格。もちろん安さだけでなく、寿司に施される丁寧な仕事も魅力。熟練の技で握った寿司は、ネタとの一体感を保ちつつ、シャリがパラッと口の中でほぐれる。

■鮨屋 とんぼ / 住所:愛知県名古屋市中区東桜2-18-30 東桜ゴールドビル / 電話:052-932-7160 / 時間:11:30〜14:00、17:00〜22:00 ※売切れ次第終了 / 休み:日曜、祝日

■ スープがジュワッとあふれる、店主渾身の手作り餃子

両親が営む中華料理店の屋号を受け継ぎ、2014年にオープンした「ぎょうざや たつみ」(名古屋市中区)。看板メニューの餃子の注文は1人2人前までと制限があるにも関わらず、閉店前に売り切れることが多いという。

中華料理店で約30年間腕を磨いた店主が完成させたオリジナルの餃子は、じっくり炊いた鶏スープをあんに練り込み、モチモチの皮に包んで焼き上げる。一口かじれば、まるで小籠包のようにスープがあふれてくる。ニンニク不使用で野菜が多めなので、さっぱりと味わえるのもポイント。

■ぎょうざや たつみ / 住所:愛知県名古屋市中区新栄2-8-13 シャトー秋月 / 電話:052-261-3011 / 時間:18:00〜22:00(LO 21:30) ※売切れ次第終了 / 休み:火曜

■ 多国籍な料理に合わせて、かん酒の奥深さを堪能

「お燗(かん)とvin(バン)めし くいぜ」(名古屋市東区)は、店主の酒好き、料理好きが高じて、2017年にオープンした。「かん酒の旨さを知ってほしい」と、日本酒(1合 756円〜)はかん酒のみ。島根県、板倉酒造と鳥取県、山根酒造場の酒を中心に約100種類そろう。

「鴨ロース醤油煮」(756円)をはじめ、和食、イタリアン、中華など、管理栄養士の資格を持つ店主の料理はどれも絶品で、お酒とのマリアージュが楽しくなる。なかでも「水牛モッツァレラチーズとフルーツトマト」(2160円)と「無窮天穏天雲(むきゅうてんおんあまくも) 生酛(きもと)純米吟醸 改良雄町」(1合 864円)の相性は抜群だという。

■お燗とvinめし くいぜ / 住所:愛知県名古屋市東区葵2-11-22 アバンテージ葵 / 電話:052-932-2322 / 時間:16:00〜23:00(LO 22:30)、土 14:00〜 / 休み:日曜、祝日(東海ウォーカー・東海ウォーカー編集部)