位置情報ゲーム開発が容易に、Googleがゲーム開発者向けMaps APIを公開。Unityとの統合も発表
IngressやポケモンGOなど、位置情報に基づくゲームが根強い人気を獲得していますが、こうした位置情報ゲームが作りやすくなるよう、GoogleマップのAPIがゲーム開発者向けにも公開されました。
さらに、ゲームエンジンであるUnityとの統合も発表。Googleマップの持つ地図データや建物の3Dデータを利用したゲームの開発が容易になります。さらに、Googleマップ上のデータを元に、テクスチャや建物の形状などのカスタマイズも可能です。
位置情報を使ったゲームは、先に挙げたIngressやポケモンGOのほか、ナイアンティックがハリー・ポッターのゲームを作成すると表明済み。また、韓国FourThirtyThreeは、GoogleのARCoreを使ったゴーストバスターズのARゲームを発表していますが、これらは今回公開されるGoogle Maps APIを先行して用いているとのこと。他にも同APIを利用したタイトルとして、The Walking Dead: Our WorldやJurassic World Aliveといったタイトルが挙げられています。
なお、来週サンフランシスコで開催されるGame Developer Conference(GDC)で、実際にGoogle Map APIを使ったデモが行われるとのことです。
電脳コイル、あるいはソードアートオンラインのオーディナル・スケールのようなゲームが登場するのはまだ時間がかかりそうですが、位置情報ゲームはこれからますます面白くなりそうです。