中国メディアの今日頭条はこのほど、「中国の生活の質が日本と大きな差があるのはなぜか?」と題した記事を掲載し、日本と中国の「生活の質」の違いについて分析した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの今日頭条はこのほど、「中国の生活の質が日本と大きな差があるのはなぜか?」と題した記事を掲載し、日本と中国の「生活の質」の違いについて分析した。

 記事はまず、「生活の質」という言葉の定義として、自らの生活に対して「満足と幸福感が伴うかどうか」であるとし、そのほかにも社会の発展や文化の質とも相関性があると説明。こうした観点から見た場合、日本人の生活の質は高く、国際連合開発計画(UNDP)による人間開発指数においても、日本は常に上位であると紹介した。

 では、日本人の生活の質が高いのはなぜだろうか?記事は複数の理由を挙げている。1つ目は「豊かでもエコを忘れないこと」だ。裕福でも倹約し、資源を大切にしているのは、大自然に感謝していることの表れと称賛している。一方の中国は浪費と贅沢こそ生活の質を向上させる手段と勘違いしている人も多いと指摘し、それは本当の意味での生活の質の向上につながるものではないと論じた。

 さらに日本では公共サービスを受けるにあたって保証金などを心配する必要がなく、「あくまでも人間本位のサービスが提供されている」と称賛した。中国では図書館で本を借りるという公共サービスを受けるにあたって、保証金を先に支払うケースもあると紹介。盗難や借りたまま自分のものにしてしまう人がそれだけ多いということだろうが、返却期日が過ぎると罰金が加算されることもあるほか、図書館内に設置されているコピー機は通常よりも高額に設定されていると伝えた。

 また記事は、日本では「信頼関係のある社会」が構築されていると指摘。例えば、日本のホテルでは宿泊前に保証金を徴収しないが、中国では部屋に入ってまず目に飛び込むのが「罰金一覧表」で、どんなに豪華なホテルでも客を信用していないため「気分が悪くなる」のだという。そのほか、日本の社会には「譲り合いの精神」があるとし、公共の場で他人に迷惑をかけず、ぶつかったら互いに謝るなど、「相手の立場になって考える」ことができるため、複雑な問題でも簡単になり、調和のとれた社会になっていると論じた。

 記事が指摘している点はいずれも日本人からすれば当たり前のことだが、中国人にとっては驚きのようだ。つまり、中国にはいずれも存在しないものと言い換えることもできよう。それはそれで、日本人からすれば驚き以外の何ものでもない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)