資生堂の中国事業開始30周年の式典が北京飯店で行われた。式典の会場には「資生堂在中国30年」展覧コーナーが設けられ、「夢をかなえる人材育成プロジェクト」の始動も式典で発表された。中国国際放送局が報じた。

 資生堂の前田新造会長は、「資生堂」の社名は中国の「易経」の一節「万物資生于此」から由来したものだと紹介。また、前田会長は「社名をいただいたことへの恩返しの気持ちで、中国の1人でも多くの女性たちをさらに美しくするお手伝いをしている。これを使命として今後も努力していきたい」と語った。資生堂の中国事業の開拓者と呼ばれる福原義春名誉会長は1980年12月に北京を訪問し、中国第一軽工業局と提携契約を交わした後、1981年から資生堂の中国事業を正式に展開。同社の中国での売上高は、2003年以降一貫して2ケタの年間成長率を維持しており、2010年には資生堂全体の売上高の約10%を占めた。

 資生堂(中国)投資有限公司の鎌田正志社長は資生堂が中国で成功したポイントについて、「われわれは日本を代表するブランドであり、中国人の肌、考え方を一番理解しているメーカーとして、中国女性のために努力してきたことがもっとも大きな理由だと思う。もう1つは人材育成。現地の人が育ってもらいたい。自分の仕事がとても大事だと思ってもらえるように、人材育成は会社の成長として大きなポイントだと思う」と述べた。

 中国で事業を展開している間、資生堂(中国)投資有限公司の稲垣幸朗事業部長は「日中で違うことはもちろんあるが、その違いが逆にお互いを啓発し合って、新しいものを見だす力になった」と話した。(編集担当:村山健二)



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