あざとさを武器に、職場で「姫」と呼ばれチヤホヤされる女性。強い承認欲求に隠された感情とは?【漫画の作者に聞く】

【漫画】本編を読む
『会社の姫はワタシ』は、男性を惹きつける容姿と計算されたあざとさを武器に、職場の「姫」として君臨する女性を描いた物語だ。自分以外の女性が注目されることを許せない主人公モモコが、ライバル視する女性への嫉妬から、異様なプライドを暴走させる。歪んだ自尊心や嫉妬が招く狂気、そして人間関係のトラブルを描いたスリリングな展開は見逃せない。今回は、強烈な個性を放つモモコの根底にある複雑な感情に迫った。
アパレルメーカーで働く仲西モモコは、計算高い笑顔とあざとさを武器に、何度も社内表彰を勝ち取ってきたデザイナー。社内で「姫」と呼ばれるほどチヤホヤされてきた彼女にとって、会社の男性たちは全員自分のファン。「嫉妬こそ、最高に甘美な賛辞なの」というモモコは、同期カップルの仲を裂き、既婚者の部長に取り入り、さらには先輩カップルの婚約さえも破滅に追い込んでいく。
そんなある日、同じ会社で働くプランナーの藤田シオリが、さわやかイケメンの同僚・田上と親しくしていることを知る。それを目の当たりにしたモモコは…。

■作者インタビュー
社内で常に「姫」として一番輝く存在であり続けるため、嘘を重ねて周囲を欺いてきたモモコ。彼女の見せる虚飾は、強い「承認欲求」の表れのようにも映る。なぜ彼女は、そこまでして「姫」の座にこだわるのか。その根底にある複雑な感情と、キャラクターに込められた想いを作者に聞いた。
――モモコは嘘をつく瞬間、その嘘を「自分自身でも真実だと思い込んでいる」節がありそうですね。
嘘でも本当でも自分がチヤホヤされることしか考えていないと思います。
――自分が中心にいないと気が済まない彼女は、周囲の人のことをどのように感じていると思いますか?
自分自身のことしか見えていないので他人に価値を感じていないと思います。自分にとって都合のいい反応が返ってくるかどうかだけが大事なので、「自分を映す鏡」みたいなものかもしれません。
――嘘をついてまで「姫」の座を守ろうとするのは、根底に「恐怖心」があるからでしょうか?
自分が求めるものと、実際に得られたものとのギャップが大きいほどつらかったり怖かったりするのかなと思います。これまでの人生で、モモコは満たされないまま生きてきたのかもしれないですね。
――モモコのような「承認欲求の怪物」にならないために、必要なことは何だと思いますか?
個人的には求めすぎないことかなと思いますが、年齢が若いほど今持っている幸せには気づきにくいのかなと思います。

取材協力:苗倉さなぎ
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