[4.19 KNVB杯決勝 AZ 5-1 NEC]

 KNVBカップ(オランダ国内杯)は19日に決勝を行った。DF毎熊晟矢とDF市原吏音が所属するAZとFW小川航基とMF佐野航大が所属するNECの対戦は、AZが5-1で優勝。2012-13シーズンの同大会優勝以来となるタイトルを獲得した。

 前々回大会で準優勝に終わったNECと、前回大会準優勝のAZによる対戦。日本人対決となったこの試合で、佐野が2ボランチの一人としてスタメンに入り、毎熊、市原、小川はそれぞれベンチ入りした。

 序盤はNECが攻勢を強めるが、徐々にAZもチャンスを作る。前半24分にはMFヨルディ・クラシがPA手前からボレーシュートを放つも、クロスバーを直撃した。

 前半32分、均衡が破れて先制点が生まれる。AZは中盤左サイドからのFKをパスで始めると、FWロザンヘロ・ダールがPA左の深い位置まで進入。折り返したボールをDFウーター・ゴーズが落とし、最後はDFミーズ・デウィットが右足シュートをゴールに叩き込んだ。

 前半はAZが1-0でリードして折り返した。

 1点を追いかけるNECは後半も敵陣に攻め入る。佐野は両サイドに動きながらチャンスメークをするが、チームはフィニッシュまで持ち込めない。

 すると後半22分、スコアを動かしたのは再びAZ。自陣近くでMFイサク・イェンセンがボールを奪って縦にパスを出す。ボールを受けたMFキース・スミットがPA内にパスを出し、MFスベン・マイナンスがトラップから左足シュート。ゴール左隅に決め、2-0と点差を広げた。

 さらにAZはダメを押す。後半28分、再び自陣近くからボールをつないでカウンター。最終ラインを抜けたMFペール・コープマイナースが冷静にゴールを沈め、3-0とした。

 3点差をつけられたNECは後半29分に3枚替え。佐野やFWブライアン・リンセンらが下がり、小川がピッチに入った。直後には主審がスマホで連絡を受けて試合が一時中断。スタジアムのスクリーンにはサポーターの花火に対する注意喚起が映し出されていた。

 数分で試合が再開されると、後半33分にNECが一矢報いる。左CKからゴール前の小川がヘディングシュート。今大会初ゴール、公式戦9ゴール目で1-3と点差を縮めた。

 AZは後半40分にマイナンスがゴールネットを揺らすも、オフサイドが認められてノーゴール。だが、45分にスミットがループシュートを決める。終了間際にはFWトロイ・パロットが勝利を決定づける5ゴール目を挙げた。試合はそのまま終了し、5-1で優勝決定。毎熊と市原の途中出場はなかった。

 NECは昨シーズンも含めて過去5度準優勝に終わっていたが、今シーズンも再び優勝できず。主要大会での初タイトルはまたしてもお預けとなった。