「報告必要と認識なかった」稲佐山のスロープカー事故 長崎市が国土交通省に事故報告せず《長崎》
長崎市の稲佐山のスロープカーが運行中に突然停止し、乗客が骨折した事故で、市が、国土交通省に事故を報告していなかったことが分かりました。
市の担当者は「報告が必要という認識がなかった」と話していて、鈴木市長は「再発防止に努める」と述べました。
(鈴木長崎市長)
「乗客1人がけがをしたことに対し、心よりお詫びするとともに1日も早い回復を心より祈る」
事故が起きたのは、稲佐山の山頂と中腹の約500メートルを結ぶ「長崎稲佐山スロープカー」です。
先月28日、山頂に向かっていたスロープカーが突然停止し、乗客の70代の女性が転倒。
腰の骨を折るけがをしました。
市の土木総務課によりますと、国や自治体が設置する「都市公園」で、全治30日を超えるケガを負う事故が発生した場合は国交省に報告する必要がありますが、行っていなかったことが新たにわかりました。
16日に県から指摘が入り、市は、県を通じて国交省に報告を行い、「事故報告が必要という認識がなかった」と説明しています。
このほか、消費者庁にも報告が必要な可能性があるため、確認を行うということです。
(鈴木長崎市長)
「情報共有のあり方を、改めて検証・精査し、その上で今後の対応、再発防止に努めていきたい」
一方、2007年4月17日に伊藤 一長元長崎市長が暴力団幹部に銃撃され死亡した事件から、丸19年。
鈴木市長は、伊藤元市長の平和への思いを引き継ぐ意志を改めて示しました。
(鈴木長崎市長)
「(伊藤元市長が)大切にしてきた “長崎の街の平和・安全”、これを今度は我々がその思いをしっかりと引き継いで、安全で安心して暮らせる社会を構築できるよう、全力を尽くしていきたい」
25日には事件をきっかけに始まった、暴力追放を訴える集会が行われます。
