《遺体を“捜索の穴”に何度も移動させていた》安達結希くんの父・優季容疑者が殺害認める「焦りがあったはず」元刑事が指摘する“仰向けで発見”の違和感
京都府南丹市内の小学校に通う安達結希くん(11)の遺体が見つかった事件。警察は15日、結希くんの自宅に家宅捜索に入り、16日未明に安達くんの養父である安達優季容疑者(37)を死体遺棄容疑で逮捕した。捜査関係者によると、安達容疑者は「私のやったことに間違いありません」と供述し、結希くんの殺害についても認めているという。
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結希くんが行方不明になった3月23日、警察に通報を行なったのも優季容疑者だった。全国紙社会部記者が解説する。
「安達容疑者は3月23日朝、小学校に結希くんを車で送り届けたと警察に説明。一方、防犯カメラには結希くんの姿は映り込んでいませんでした。
府警は4月16日の会見で、結希くんが3月23日の朝時点で生存していたことを明らかにした。一方、生存確認の根拠や死亡時刻については説明を控えています」
約20日間に渡った捜索活動は難航した。3月29日には、小学校から北西に約3km離れた山中で親族がランリュックを発見。4月12日夕方、学校から直線距離で南西約6キロの場所で、結希くんが履いていたと見られる黒い靴が発見された。
一方、遺体が見つかったのは学校から南に約2キロほど離れた林道付近で、いずれも所持品が発見された場所とは別の場所だった。前出・社会部記者が続ける。
「府警によると、安達容疑者は遺体を南丹市内の2か所以上に遺棄した疑いがあるようです。発見場所である山林内と異なる場所にいちど遺棄し、その後1回以上移動したようだ。
遺体が見つからないようにするために移動したとみられています」
安達容疑者の「遺体移動」について、元警視庁捜査一課の佐藤誠氏は「捜査を撹乱する意図があっただろう」と解説する。
「遺体が発見された学校付近の場所は、早い段階で捜索するはずの場所です。ランリュックやスニーカーの捜索で"穴"になっていた学校付近の場所に、どこかのタイミングで遺体を運び込んだのではないか」
一方、遺体や所持品が発見された場所からは、安達容疑者の「焦り」が感じられると言う。
「発見された遺体は仰向けだった。事故死に見せかけるために山林内に遺棄したのでしょうが、通常事故で倒れる場合人間は仰向けにならないし、警察はそんな遺体の状態を見たら絶対に遺棄を疑う。大規模な捜索活動のなか、安達容疑者も焦りを感じていたことがうかがえます。
スニーカーが発見された場所も、安達容疑者が勤務先の会社に通勤する道沿いから入れる場所にあった。ランリュックを置いたのが誰かはまだわかりませんが、捜査の撹乱のために動くなかで、こちらも焦りがあったのでしょう」
府警が総力を上げて捜索活動をしていたなか、それを撹乱する行動をとっていた容疑者。どうやって警察の目を掻い潜ったのだろうか。真相究明が待たれる。
