KNB北日本放送

写真拡大

今月4日の強風で県内では住宅や店舗の屋根が破損するなどの被害が相次ぎました。屋根瓦の修理などを行う業者には依頼が殺到していて、現在も対応に追われています。吉田記者のリポートです。

富山市月見町の公衆浴場、開発鉱泉です。

今月4日の強風で屋根の一部がはがれました。

開発鉱泉 相地薫さん
「上がトタンなんですよ。右側の方が全部、めくれあがって…」

こちらは4日に撮影された映像です。トタンが風にあおられ大きく揺れている様子が確認できます。

吉田颯人記者
「こちらがはがれ落ちたトタンです。実際に持ち上げてみると、大人一人では簡単には持ち上げられないほどの重さがあり、 当時、相当強い風が吹いていたことが分かります」

トタンとともに雪止めの金具が風で飛ばされ、敷地内の建物の屋根に直撃し、屋根瓦が割れました。

県によりますと、今月4日の強風で21人がけがをしました。

また、農業施設では今月13日までにビニールハウス282棟に被害があったほか、畜舎の屋根や外壁がはがれる被害も65の施設で確認されています。

屋根瓦が破損するなど住宅被害は、富山市南部のほか砺波市や南砺市など県が把握しているだけでもあわせて44件にのぼり、さらに件数は多いとみられます。

金づちの音「カンカンカンカン…」

被害から10日が経った、おととい。依頼を受けた屋根の修理業者が割れた瓦4枚を取り替えました。

須加瓦工事店 須加智幸代表取締役
「いまこれで雨漏りの心配はないかなと。しばらくは安心していただいて大丈夫かと思います」

開発鉱泉 相地薫さん
「分かりました。ありがとうございます」

須加瓦工事店 須加智幸代表取締役
「また連絡しますので」

開発鉱泉 相地薫さん
「また、お願いします」

今月4日の強風被害以降、この業者には富山市や立山町を中心に屋根瓦の修理依頼が殺到しています。

1日あたり20件から30件と例年の10倍にのぼるということです。

須加瓦工事店 須加智幸代表取締役
「皆さん待っておられるので従業員にも休みの日を返上して働いてもらっている」

須加さんは、修理を依頼する際は災害に便乗した悪質な業者にも注意してほしいと呼びかけています。

須加瓦工事店 須加智幸代表取締役
「直さなくていいところまで直す見積もりを出されたり、飛び込みで来る方もいるので、地域にしっかりとした安心できる業者がいるので、そちらへお声がけしていただけたらと思う」

災害に便乗した悪質商法は、能登半島地震の際にも発生しています。困ったことがあれば、警察相談ダイヤル「#9110」や消費者ホットライン「188」に相談してください。