古舘伊知郎 「報ステ」オープニングが神妙だったワケ 「その手前で読んでいるから」
フリーアナウンサー古舘伊知郎(71)が12日、TBSラジオ「ONE−J」(日曜前8・00)にゲスト出演し、「報道ステーション」キャスター時代を振り返った。
テレビ朝日アナウンサーからフリーに転身。04年からは久米宏さんの「ニュースステーション」を引き継ぎ、「報道ステーション」キャスターを約12年、務めた。
パーソナリティーの女優・本仮屋ユイカからは「しゃべるのが好きだと。しゃべり続けたいと。怖くなることはないのかなと思っていたんです」と質問された。
古舘は「あります、もちろん」と返答しつつ、「怖いから、次を急ぐんですよ」とも説明。「もし間違ったとか、しくじった、やばいなって、リスナーに失礼だと思った時には、ちょっと後に戻ればいいので。とりあえず、怖いから先を急いでいるんじゃないかって。後ろを振り向きたくないくらいの感じ」と明かした。
「報道ステーション」も番組の性質上、視聴者からの意見や、時にお叱りも受けたという。「半世紀近くアナウンサーをやっているわけじゃない?22歳から。だからもう、そんなことの連続ですよね」。心折れずに続けられた理由として、「やっぱりしゃべることしかないんだな。俺にはこれしか、もうツールがない、武器がないとかいう、自分に向けたストーリーっていうんですか?そういうもので固めているから。言葉の“よろい、甲ちゅう”で行くしかないんだと」と説明した。
「報道ステーション」時代は、視聴者からの意見をすべて目に通してから本番に臨んでいた。「それは周りから“逃げるな”って言われましたから。それを見ない方が楽じゃないですか。見ないくせがついたら終わりだから」。反省材料として、次に生かすことにしていたといい、「500本の電話がかかってきたら、背景に5万人以上の人がいると言われましたんで」とも明かした。
意見を見るのは、本番直前だったという。「へこみまくって、“こんばんは。9時54分になりました。報道ステーションです”って言っている時は、もの凄くテンション下がってるんですよ。その手前で読んでいるから」。本仮屋から「オープニングが一番暗い気持ちなんですね」と振られると、古舘は「調子に乗ってテンションが高いと、また“舌先の独り人ねぶた祭り”を展開するわけ」と、ジョークで応じていた。
