バイエルンが敵地で先勝、レアル・マドリード相手に14年ぶり白星…復帰戦のケインが圧巻ミドル
今大会の優勝候補と目される2チームが、準々決勝で相まみえる。バイエルンはリーグフェーズで、第5節ではアーセナル(イングランド)に1−3と屈したものの、残る7戦は全勝し、2位でラウンド16へストレートイン。そのラウンド16ではアタランタ(イタリア)相手に力の差を見せつけ、敵地開催のファーストレグで6−1、ホーム開催のセカンドレグで4−1と、2試合合わせて10ゴールを奪って、7年連続の8強入りを果たした。
過去、通算6度の優勝を誇るバイエルンと、前人未到となる15個の“ビッグイヤー”を手中に収めるレアル・マドリードのゲーム。バイエルンに所属する伊藤洋輝はベンチから出番を待つ。
試合序盤からチャンスの数を増やしたのはバイエルン。セットプレーを中心にゴールへ迫る場面を作っていくと、9分にはビッグチャンスを創出。ペナルティエリア手前左寄りの位置で顔を上げたジョシュア・キミッヒが浮き球のボールを送ると、この試合がケガからの復帰戦となったハリー・ケインがダイレクトで折り返し、最後はダヨ・ウパメカノが反応。シュートはジャストミートできず、アルバロ・カレーラスにクリアされた。
直後の18分には、レアル・マドリードがカウンターでゴールへ迫る。アルダ・ギュレルがうまく相手を外して前方へ繋ぐと、キリアン・エンバペがドリブルで前進し、左へ渡す。ヴィニシウス・ジュニオールがカットインから右足を振り抜くと、狙い澄ました一撃は枠を捉えたが、シュートはGKマヌエル・ノイアーに阻まれた。
以降はバイエルンが敵陣へ押し込んでサッカーを繰り広げるなか、前半も終盤に差し掛かった41分に均衡が破れる。ヴィニシウスからのバックパスがオリーズに当たり、ルーズボールを拾ったキミッヒがリターンパス。ここからオリーズ、セルジュ・ニャブリ、ケインと繋いで、ニャブリからのスルーパスに抜け出したルイス・ディアスがダイレクトでゴールネットを揺らす。バイエルンが先手を取って前半を終えた。
後半に入ると、キックオフ直後に再びスコアが動く。レアル・マドリードのキックオフで後半はスタートしたものの、ピッチ中央付近でアレクサンダル・パヴロヴィッチがボールを奪ったところからバイエルンがギアを上げる。右サイドからカットインしたオリーズが相手を引き付けて横へ渡すと、フリーになったケインはボックス手前から狙い澄ましたミドルシュートを突き刺した。
後半開始早々、痛すぎる追加点を許したレアル・マドリードは、61分にビッグチャンスを作り出す。トレント・アレクサンダー・アーノルドが前線へ蹴り込んだボールに対して、頭でボールを下げようとしたウパメカノの対応が中途半端になると、この隙をヴィニシウスが見逃さない。GKと1対1のチャンスを迎えたが、GKマヌエル・ノイアーの見事な対応を前に、シュートは枠を外れる。続く66分には、途中出場したジュード・ベリンガムのパスから、ボックス内でうまく角度を作ったエンバペが右足で狙ったが、ここもGKノイアーが立ちはだかった。
