通算222勝シャーザーがWS再戦に闘志「自分の全てを出さないと」 大谷は「全力で勝負して抑えたい」
ドジャースの勢いは通算222勝のレジェンド右腕が止める。ブルージェイズのマックス・シャーザー投手(41)が5日(日本時間6日)に取材に応じ、先発が予定されている6日(同7日)のドジャース戦に向けての意気込みを話した。
シャーザーは昨年、ドジャースとのワールドシリーズ(WS)で2試合に先発。3勝3敗で迎えた第7戦では4回1/3を4安打1失点と好投したが、延長11回の死闘の末に敗れ、悲願のWS制覇には届かなかった。“大一番”以来となる対戦にも「いつも通りだ。どう攻めるかプランを立てて、それを実行するだけ。あの打線は本当に強力だし、いい打者が揃っているから、いい投球をするには自分の全てを出さないといけない」と平常心で臨む。
昨年あと1勝にまで迫った頂点。そこに立つためには相手がどこであろうと「勝利」を積み重ねていくことが必須条件となる。「みんな注目しているカードだけど、正直、ファンにとっての方が特別なシリーズかもしれない。私たちには仕事があって、試合はすべて意味を持つ。去年は最終的な地区成績で(ヤンキースと)並んでいたし、どの試合も重要だ」と言う。
それでも、WSの熱狂は「あれはこれまで経験した中でも最もクレイジーな環境だったからね」と記憶に新しい。「だから自分たちは目の前の仕事に集中するけど、あの雰囲気は特別なものだ」と10月に再び、トロントに熱狂を呼び起こすため、全力で腕を振る構えだ。
3勝3敗で迎えたWS第7戦。9回1死までドジャースをリードし、32年ぶりワールドチャンピオンへ、あと2つのアウトまで迫った。「勝つことは私たちにとって何より重要だし、ワールドシリーズ優勝はみんなの夢だ。それにあと一歩届かなかったことは“痛み”というより、決して忘れられない経験だ」と振り返る。
敗戦でダメージを受けることはない。痛みは次へ進むための推進力となる。「何が必要かは分かっているし、勝つために必要なことも理解している。クラブハウスの全員がそれを体感した。どうすれば勝てる位置に立てるのか、そのための細かい部分も含めて。だから自分たちは何が必要か理解しているし、課題も分かっている。もう一度、夢を達成するために挑戦していくよ」と言葉に力を込めた。
6日の試合で対戦する大谷翔平については「このゲームは弱い相手とやるためじゃない。最高の相手と戦うためにやるんだ。自分がどれだけやれるかは、最高の選手相手にどれだけできるかで測られる」と敬意を示し、「彼の実力は言うまでもない。打っても、投げても、とてつもない選手だし、対戦が楽しみだ。全力で勝負して抑えたいね」と笑顔を見せた。
チームはこの日、ホワイトソックスに本拠で3連敗を喫し、勝率は5割を割った。マウンド上での気性荒さや、むき出しの闘争心から“マッド・マックス”の異名を持つ通算222勝のレジェンド右腕。チームの流れを一変させるため、マウンドで気迫をほとばしらせる。
