10回、勝ち越し2ランを放った木浪を迎える佐藤輝(中央)=撮影・山口登

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 「広島5−7阪神」(4日、マツダスタジアム)

 阪神が大逆転勝利で18年ぶりとなる開幕3カード連続の勝ち越しを決めた。当初は午後2時開始のゲームだったが、開始遅延&中断を挟んで試合終了は20時。ネットは騒然となり「もうナイターやん」とトレンドで急浮上した。

 この日は早朝から雨が降り注ぎ、内野には全面シートが敷かれた。試合開始を1時間遅らせ、午後3時にプレーボールがかかった。序盤から点を取り合う展開となり、五回裏には急に雨脚が強まり中断に入った。

 この時点で広島が3−2と阪神をリードして試合は成立。このままコールドとなれば広島が昨年から続く阪神戦の連敗を7で止めるゲームになっていた。

 だが雨は弱まり審判団は試合再開を決断。最終的に午後4時37分から午後5時38分まで約1時間1分の中断後に試合は再開された。七回には秋山の一発で広島が突き放し、八回には佐々木の嬉しいプロ初本塁打でダメ押ししたかに思われたが…阪神の選手たちは誰もあきらめていなかった。

 3点を追う九回に木浪の安打、敵失などで無死満塁と好機を広げると、代打・伏見の三ゴロ間、さらに2死二、三塁から中野があと1球の状況から粘って粘って左前に同点の2点タイムリーを放って試合を振り出しに戻した。

 そして延長十回、木浪が右翼席へ2年ぶりの一発となる決勝2ランを放って最後は阪神の大逆転勝利。コールド負けの危機、九回の崖っぷちから試合をひっくり返す底力を見せつけた形になった。

 Xでもほぼナイターと変わらない終了時刻に「今日はほぼナイターだったな」「しかし今日のナイターはだいぶ早めに終わったな」「早く終わってよかったね」「デーゲームのふりしてナイターやん」と「ナイター」がトレンドに浮上。当初の開始予定時刻からちょうど6時間後、待っていたのは誰も描けないようなドラマだった。