Image: AKAI PROFESSIONAL

すでにSNSなどで話題になっていましたが、AKAI(アカイ)からサンプラーの新モデル「MPC Sample」が発売されました。

AKAI MPCシリーズは、1987年のMPC60が初代モデル。その後にMPC60II、MPC3000、MPC2000、MPC2000XL、MPC1000と進化していき、近年はPCと連動するMPC Studioなどでおなじみです。4×4の合計16個のパッドを叩くというわかりやすいインターフェースで、多くのビートメイカーたちに愛用されてきました。

サンプリングに特化して原点回帰

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近年のMPCは、PCとの連動やワークステーション化によって、かなり機能が複雑&筐体が大型化していたのですが、MPC Sampleは非常にコンパクトにまとまっています。片手で持ち運べるサイズ感で、重さも900gと軽量。ライブやDJブースに持ち運ぶのも楽チンです。充電式リチウム電池内蔵なので、電源がない環境でも使えます。

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コンパクトながら16個のパッドは健在。色味も往年のMPCシリーズを彷彿させますね。フェーダーが搭載されていて、フィルターなどをアサインしてリアルタイムに音色を変化させることもできます。さらに2.4インチのLCDディスプレイも搭載していて、波形や操作状況を視認することができます。

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ストレージは8GBで、microSDで拡張も可能。ストレージ内の2GBはファクトリープリセットのサウンドが内蔵されています。リズム系の音色はもちろん、さまざまなループや楽器音、声ネタなどが収録されているので、これの組み合わせだけでも楽曲制作ができます。ただしこのプリセットはサンプルのみで、最近のMPC OSのようなシンセエンジンは搭載されていません。あくまでサンプラーという機能へのこだわりを感じさせます。

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自分でサンプリングする場合は、USB-C経由でWAVデータを取り込めるほか、本体に内蔵されたマイクでの収音もできます。また、本体にはスピーカーも搭載されているので、音を鳴らしながらのビートメイクも可能です。

サンプルを分割して各パッドに割り当てるチョップ機能、最大4つまで使えるオンボードエフェクト、128パターン×128小節のシーケンサーなど、1台でトラック制作を完結するには十分な機能を備えています。シンプルですがスタンドアローンで使えるし、操作体系もわかりやすい構成で、サンプルベースで曲作りしたい人にはうってつけです。

市場価格は6万2800円前後。すでに店頭に並んでいますが、売れ行きがよすぎて早くも品不足状態のようです。余計な機能を取り去ってサンプリングに特化することで、いわば先祖帰りしたような設計になっている点は非常に好感持てます。かなり魅力的な機材なので、わたしも個人的に購入する予定です。

Source: AKAI PROFESSIONAL

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