「蔡総統をAPECに」台湾の民間団体が議長国マレーシアに呼び掛け
今年のAPECは11月20日、オンライン方式で開催される予定。台湾は1991年から「チャイニーズ・タイペイ」(中華台北)名義でAPECに参加しているが、首脳会議が93年に初開催されてからこれまで、中国の反対で総統は出席できず、財界人などに委任する形で特使を派遣してきた。
「台湾人権促進会」の施逸翔秘書長は、近年、同性婚の合法化や新型コロナウイルス抑え込みによって、国際社会における台湾の存在感が際立っていると述べ、この時期に蔡総統が域内の人権保障システム構築を提言することは、台湾にとってプラスになるとの考えを示した。
総統府の張惇涵報道官は同日、APEC出席者の人選は外交部(外務省)が担当しており、決定次第発表すると報道陣に説明。アジア太平洋人権裁判所の構想については、人権は台湾だけでなく、世界共通の普遍的な価値であるとし、APECに出席するのが誰であっても、台湾は人権問題に関心を寄せ続けると述べた。
(林育瑄、温貴香/編集:塚越西穂)
