受刑者がハサミやカミソリを手に、一般客の髪を切る──。そう聞いて驚く人もいるかもしれない。川越少年刑務所では、服役中の若者が理容師の国家資格を取得するための職業訓練がおこなわれている。出所後の再犯を防ぎ、自立した生活を送るための「手に職」を身につける取り組みだ。受刑者たちを日々指導しているのは、自らも理容師の資格を持つ作業専門官だ。技術だけでなく、社会に出るためのマナーや責任感をどう教えているのか