学生の窓口編集部

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2014年も日本人受賞者が出たノーベル賞。ノーベル賞受賞者の言葉には、深い知性に裏打ちされた素晴らしいものが多いです。今回は、日本人ノーベル賞受賞者の名言を集めてみました。

●小柴昌俊「偉い先生が言うから、それに従うなんてのは僕はおかしいと思う。自分がこうあるべきだと思うことをやらなきゃ」

「権威を疑って創造的であれ」という意味でしょう。小柴先生は、「天体物理学、特に宇宙ニュートリノの検出に対するパイオニア的貢献」により2002年に「ノーベル物理学賞」を授与されています。

●川端康成「ささいなことが私たちを慰めるのは、ささいなことが私たちを悩ますからだ」

作家らしい観察眼が感じられる言葉です。『雪国』で有名な川端先生は、三島由紀夫先生の師匠でもあります。川端先生は、1968年に「ノーベル文学賞」を授与されています。ちなみに文学賞でのノーベル賞受賞は日本初でした。

●江崎玲於奈(れおな)「いつも歩く道を離れ、未踏の森に飛び込み、新しいものを探れ」

江崎先生は、「半導体・超電導体トンネル効果についての研究、エサキダイオードの開発」により1973年に「ノーベル物理学賞」を授与されています。この言葉は「未開拓の新しい場所を見つけろ」ということでしょう。

江崎先生には下のような言葉もあります。
「新しい分野を見つけることです。そうすれば二流の人間でも一流の仕事ができる」

●大江健三郎「文学は、人間を根本から、励ますものでなければならないと思います」

大江先生は、1994年に「ノーベル文学賞」を授与されています。日本人の文学賞受賞は上記の川端先生に続いて2人目。3人目は村上春樹先生では? といわれておりますが、さて実現するでしょうか!?

●田中耕一「失敗からは必ず新たな発見がある。最近は、失敗するのが楽しみになってきました」

含蓄のある言葉です。「古来成功から学ぶ者は少ない」といわれます。研究もまた同じなのでしょうね。田中先生は、「生体高分子の同定および構造解析のための手法の開発」により、2002年に「ノーベル化学賞」を授与されました。

受賞されたときは、株式会社島津製作所の社員の人が受賞したと注目を集めました。

●佐藤栄作「沖縄の返還なくして戦争は終わらない」

沖縄の日本復帰(沖縄返還)は、佐藤さんが首相だった1972年(昭和47年)5月15日に行われました。佐藤さんは、1974年に「非核三原則の提唱」により「ノーベル平和賞」を授与されています。日本人でノーベル平和賞を受賞したのは現在に至るまで佐藤さん一人です。

●湯川秀樹「取り返しのつかない大きな失敗をしたくないなら、早い段階での失敗を恐れてはならない」

「失敗」の重要性についての至言です。湯川先生には、他に「アイデアの秘訣は、執念である」という「諦めないことの重要さ」についての言葉もあります。湯川先生は、「パイ中間子」に関する論文で1949年に「ノーベル物理学賞」を授与されました。

ちなみに湯川先生が日本人初のノーベル賞受賞者です。

●下村脩「子供たちにはどんどん興味を持ったことをやらせてあげて。やり始めたら、やめたら駄目ですよ」
好奇心こそ研究のエンジンですね。「やめたら駄目」は、まさに「継続は力」ということなのでしょう。「諦めたらそこで試合終了」ですから。下村先生は、「緑色蛍光タンパク質(GFP)の発見と生命科学への貢献」により、2008年に「ノーベル化学賞」を授与されました。

●益川敏英「若い人は、未完成の意見でもいいから、やりたいことを、言いたいことを、もっと言うべき」

益川先生には、「学習とは、何が面白いかに気付くことであり、楽しいと思えることが才能」という言葉も。面白くなければその道に進めないということでしょうね。益川先生は、「CP対称性の破れの起源の発見(小林・益川理論)」により、2008年に小林誠先生と共に「ノーベル物理学賞」を授与されています。

●山中伸弥「私は、本当に誰もやっていないことだったら、どんな研究でも価値があると思っています」

「だからこそ、若い研究者には、誰かの真似ではないか、繰り返しではないか意識してもらいたいのです。本当のイノベーションは未知の領域でしか見つからないのです」と続きます。上記の江崎先生の言葉にも通じるものがありますね。

山中先生は、「成熟細胞が初期化され多能性を持つことの発見」により2012年の「ノーベル生理学・医学賞」を授与されました。現在もiPS細胞の研究の最前線を走り続けていらっしゃいます。

いかがでしたか? 好奇心を持ち、新しいフィールドを開拓し、常に努力すること、そして諦めないこと……ノーベル賞を受賞した皆さんの「心の強さ」には驚かされるばかりですね。きっと、いくつになっても気持ちは若いままなのでしょう。

あなたは、上記の中に気に入った名言はありましたか?

(高橋モータース@dcp)